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かいぞうのブログ

音楽の話とか、
歴史の話とか、
○●の話とか、
きまぐれに書いていこうかと

   少林寺の背後の山中に洞窟があり、
   そこを修行の場所に定めて座禅瞑想に入った達磨は、
   八年間座り続け、弟子となるべき僧に出会うのを待っていた。

   ある雪の降る寒い日、達磨の噂を聞き付けて、

   遠方より訪ねてきた若い僧が現れた。
   名は「神光」。達磨の座る後ろ姿に心打たれ、

   その場に座り込み合掌瞑目した。

 

 

   降る雪に身体を任せ三日三晩座り続ける神光。
   そしていよいよ 達磨は立ち上がり神光に話しかけた。



達磨そなたは雪の中、座り続けているが、何が望みだ。
神光「安らかな心です。」
達磨落ち着かないのか。
神光「いくら修行に努めても落ち着きません。」
達磨では、その不安な心を見せてみろ。
神光「… 今は… どこにあるのか…」
達磨では 心は落ち着いたわけだな。
神光「………  どうか私を弟子に!。」
達磨それより先ず 自分を省みる方が先なのではないのか。
神光「…(何かを思い出すかのように左手を見つめる)…

 

達磨現世の人生は、前世の人生の結果。

         来世の人生は、現世の人生の結果だ。
神光「…」

 


   神光は、夢に見る悪夢が前世の自分の行いの結果であることを    悟り、前世で人を殺めた左腕を懐刀で切り取り投げ捨てた。

 

達磨自らの肘を切り落とすほどの覚悟なら 良かろう。
   そなたを弟子とし「慧可」と名付けよう。

 

 

   こうして慧可はようやく達磨の弟子となることができた。