こんにちは
今は2024年3月3日の日中です。

さて、今日の話題は「今、投資するなら何が正解か」です。

今年から新NISAが始まりました。その勢いもあり、株式相場では1月からかなりの需要があったようです。アメリカの株価も日経平均も高値更新となりました。株価更新については、アメリカのS&Pは新NISA需要でかなり資金が流れ込み、日経平均に関しては円安で外国の投資家がこぞって高いドルを使って安い日本株を仕込んでいるのも理由の一つと言われています。

 

日本では早い人は1月から毎月新NISAに入れ込み始めた人も多いかと思います。今年分の360万円全額を既にぶっこんだ方もいらっしゃるでしょう。では新NISAに入れた方は銘柄としては何が人気だったのでしょうか。

 

ZAIオンラインで見てみますとこのような感じでした。

1位 スリム オールカントリー

2位 スリム S&P500

3位 SBI S&P500

4位 ニッセイ ナスダック100

5位 ネクスト FANG+

6位 SBI 日本高配当株式

7位 SBI インド株式

8位 ネクスト インド株式

9位 SBI 全米株式

10位 スリム 先進国株式

 

大きな流れを見たいので個別株は省いています。

主な投資先としてはアメリカ、日本、インド、先進国といった感じですね。

 

 

新NISAが始まったから一刻も早くNISA枠に資金を入れていくべきだという考えは間違ってはいませんが、基本的に新NISAは長く投資することで複利を使って利益を得る考え方が一般的です。ですのであまりリスクの高いものに投資はしにくくなります。それが上記ランキングにも反映されています。

新NISAでは年平均利回りが5%~10%程度の比較的安定的なものに投資し、20年、30年と長い期間を見据えて利益にしていく。

言ってみれば、少子高齢化によって先々は老後の年金が減って行く、もしくはもらえなくなる可能性があるから自分たちでその資金を確保しておいてくださいねというメッセージとも取れます。新NISAはそんな投資と言えるでしょう。

余剰資金のある方なら、新NISAに投資しながら他の投資もできるでしょう。

 

しかし例えば、「現在余剰資金が120万円」という方はどうすべきでしょうか。

例を挙げてシュミレーションをしてみましょう。

 

仮にその120万円を今年分の新NISAに入れることとしましょう。毎月1万円ずつなら既に10年分を確保できているわけですが、それではしっかり利益が出るまでに期間が長すぎますし、新NISAは早めに1800万円を入れて行くゲームとも捉えることができますので、上限額までは1年に360万円まで入れることができるルールなだけに、まずはこの120万円を今年で埋めることにします。

銘柄選定はリスクを下げてオルカンに毎月10万円ずつ入れたとします。今年入れた120万円が1年経過して5%の利回りが出たとします。すると1年後は126万円になりました。これが今年2024年年末の投資結果です。6万円の利益ですね。

 

次に来年から入れる余剰資金ですが、余剰基金はすでに入れてしまいましたので毎月の給与から捻出していくということで、給与や生活レベルにもよりますが、おそらく2万円や5万円を毎月入れていくことになります。ここでは月の給与から捻出して毎月5万円ずつ入れていくと仮定しましょう。

すると2年後の2025年末には新NISAの総資産は(126万円+60万円)×1.05=195万円となりました。

この中でこれまで自分が入れた自己資金は180万円ですので、投資を始めてからトータルの利益は15万円となります。これが2025年の年末の投資結果です。

もちろん、その間は一度も取り崩さず出た利益も継続して投資に回していますのでこの新NISAに入れた自己資金は今後数十年は降ろすことは控えますので、その間の生活費は給与の残りでやっていく必要があります。

 

3年目の2026年も毎月5万円の投資、年利回りが同様だったとしますと、2026年末には(195万円+60万円)×1.05=268万円となりました。これまで入れた自己資金は240万円ですので、2026年年末のトータル利益は28万円です。

同様に4年後の2027年年末は、(268万円+60万円)×1.05=344万円。自己資金300万円、トータル利益は44万円。

同様に5年後の2028年年末は、(344万円+60万円)×1.05=424万円。自己資金360万円、トータル利益は64万円。

という流れになります。この際、2030年までシュミレーションを続けてみます。

同様に6年後の2029年年末は、(424万円+60万円)×1.05=509万円。 自己資金420万円、トータル利益は89万円。

同様に7年後の2030年年末は、(509万円+60万円)×1.05=597万円。 自己資金480万円、トータル利益は117万円。

 

2024年から投資先は新NISAを選択して7年間投資してきました。そして2030年年末まで毎月入れた自己資金は480万円。元金も毎年出た利益も1円も降ろさず、7年間が経過して117万円の利益になりました。

 

仮に今後も相場や利回りが同じような状況だと仮定するなら、ここからさらに利益を増やしていくのであればこの597万円は今後も数年間、1円も使わず、翌年からも毎月給与から5万円ずつ入れていく必要があります。もちろん自己資金を入れていくのをやめることはできます。その場合はこれまでのような利益の積み上がりではなくなってしまいます。

 

と、ここまで一般的な新NISAを使った投資と利益の流れを例に出して説明してきました。

7年間の年月をかけて480万円を小分けにしながら投資をして、2031年が始まる頃に約117万円儲けることができました。

 

いかがでしょうか。

 

「いやいや、ここから老後までまだまだ20年はある」という方はその後も同じように投資していくことで、より複利を利かせることができ、増え方も大きくなって行きますので非常に有効と言えるでしょう。

 

2031年の年、あなたは何歳になっていますか?

 

上記の投資例でいえば、7年後で117万円が増えたわけです。あなたに置き換えた場合、はたしてこれで満足できたでしょうか?

 

そうですね、この7年間である程度、「安心」を買ったとは言えるでしょう。しかし思惑よりもそこまで増えてないなあとも思えます。「老後資金2000万円」と言われていますが、円安やインフレを考えるとこれでは到底足りませんね。できれば5000万円以上は老後資金として確保しておきたいと思ってしまうのが常ではないでしょうか。

 

 

これまでは新NISAを活用したシュミレーションを例に投資の話をしてきました。

では、ここから私の独断の投資意見です。(すでに実行もしています。)

 

2024年、今年も3月が始まったわけですが、私は今日現在まだ新NISAに1円も投資していません。元々私の新NISAの投資の仕方は360万×5年を考えていますが、その考えは今でも変わっていません。ではなぜ、いまだ新NISAに入れてないかと言いますと、

その理由はその金額も含め、今現在、全て「仮想通貨」に投資しているからです。

 

私の独断の考えとしてはこうです。

1.少なくとも今年は自己の余剰資金を仮想通貨での運用を続ける。

2.2024年末までにもし株式市場に暴落が訪れたらその時点で360万円を2回から3回に分けて新NISAに投入する。

3.今年、暴落が起きなければ、新NISAへの投入は2024年は見送ることも想定する。

4.しかし遅くとも2025年からは5年間で新NISAの上限額を埋める。

 

上記を実行している理由はいくつかあります。

・今年はBTCの半減期であること。

・今年1月にBTCのETFが承認されたこと。

・新NISAが始まったことによって株式やインデックスがあまりに一気に大きく買われたこと。

・それに伴いS&Pやナスダック、日経平均が高値更新したこと。

 

 

先ほどの新NISAの例で言えば最初の年に120万円投資し、さらに翌年から毎年60万円を6年間、トータル480万円を7年間かけてようやくその利益が117万円、約25%の利益が出ていました。新NISAは非課税ですのでその利益がそのまま自分が使えるのは事実であり利点ですが。

 

ではその金額をBTCに入れていたらどうでしょう。

2024年1月のBTCの1枚価格は約600万円でした。この時点でBTCを120万円分購入したとしましょう。ちょうど5分の1ですね。

そして、2024年3月初の今日現在のBTCの価格は、約930万円です。5分1ですと186万円となります。「約2か月で66万円」の利益となります。先ほどの新NISAの最初の年の利益は120万の投資で「1年間で6万円」でした。

さらに言えば、仮想通貨のほうはおそらく2024年が終わる頃にはもっと利益が出ていると私は踏んでいます。

 

今年は半減期ですので詳しくは説明しませんがBTCは上がって行く傾向にあります。先のことがどうなるかは誰にもわかりませんが、それは株式相場も仮想通貨相場も同じですね。もちろん仮想通貨は新NISAのように非課税ではありませんし、複利の積み上げもありませんので、そこに関してはそれぞれの判断になると思いますが。

 

私は少なくとも今年に限っては先に仮想通貨で運用し、今年得た利益に対して税金を払って残った分を新NISAにぶっこむほうが効率が良いと考えています。それだけ今年は仮想通貨で利益が出やすい年だとも思っていますし、この1年の間のアメリカや日本の株式市場を見守ることもできます。もしかしたらどこかで暴落が起きるかもしれません。もしそうなればその時こそ新NISAに入れ込むチャンスともなります。

 

まあそう上手く行くかなんて誰にもわかりませんが、私はそのように運用しているという今回のお話でした。あくまで参考意見として捉えていただければと思います。

 

実際に私が現在仮想通貨に投資している資金額は上記例の資金額とは違いますので、思惑としては仮想通貨の税引き後利益で新NISAの上限額が行けたらと考えています。それだけ今年に限っては仮想通貨はチャンスだと、個人的には思っています。

 

とは言っても、やはり新NISAは非課税が魅力ですし、長く持てば複利効果も絶大ですので、新NISAに関しても極力早めに参加したいとは考えています。

 

 

ちなみに株式市場の大暴落は。。

 

どうなんでしょうね。みなさんはどう思われます?

 

それではまた