11月19日(日)の明け方は昨夜来の雨がまだ止まず、この時期の長時間しとしと降る雨で、ゆっくり体温を下げていくよう日が続いていました。

 新企画や強化練習等によるコンサート準備は全て整い、天気が多少回復し団員の体調さえ保てれば、前評判も良いことからある程度の来場者もカウントできると読んでいました。一方、前週の前半は風邪等で体調を崩すメンバーが多く、また治りかけているが風邪がまだ抜けない者も多く、小生にいたっては、喉の痛みが取れず耳鼻咽喉科で抗生物質の点滴を行っていただき、医者からは声を出してはダメといわれ、暗譜の最終段階でもあったので、少し焦った状態にありました。、

 19日は役員メンバーは8時半に「サハトべに花ホール」に集合し、所定の準備を行い、9時半からの直前練習に備えました。

 おりしも、この時には雨はあがり、西山の低い位置に虹がかかるなど、次第に穏やかな天気に代わっていったようです。

 会場入り口とステージ前面には、町華道連盟のご指導による花の装飾が施され、従来とは異なる格調高さを感じる演出となりました。特に瀬戸内寂聴の詩に合わせた、椿の枝と紅白の色の混じった椿の造花は、寂聴の庵と情熱的な生涯を象徴するものとして意味を持たせたものです。

 12時45分の開場時には廊下に入場者の行列ができ、最終的には、来場者はチケット枚数で609名(町内外・県外含む)、合唱団側のメンバーが約60名であり、全体として670名程度のコンサートとなり、コロナ前の最後のコンサートに次ぐ来場者数となりました。(最近の合唱コンサート等は発表日が重なるところも多く、大都市でも300名以下のところが大半な中で、人口17千名程度の町では出色の入場者数であると考えています)

   また、今回の企画は、上述の町華道連盟とのコラボによる会場装飾、歌謡曲ステージへの一般参加者の募集、3年ぶりのTVによるPR、同じく3年ぶりの協賛企業・団体の広告集の作成、協賛の地域産品によるお楽しみ抽選会の充実等であり、これらがどのような効果をもたらしているかについては、今後、アンケート等で詳細を検討したいと思います。次回は、program等について報告します。写真は、瀬戸内寂聴を歌う場面