11月27日(日)、山形県河北町サハトべに花ホールにおいて、河北町混声合唱団の37回目のコンサートを開催いたしました。

 1週間ほど前から、新型コロナ感染症が爆発的に拡大し、連日1,000~2,000名が感染する最悪の事態となり、難しい対応を迫られる形になりました。このような中で、山形県では重症化の推移等を見極め従来と同様の感染対策を実施するが、行動制限は行わない等の方針を打ち出し、ウィズコロナの方向性を明確にしています。

 河北混声は町教育委員会等の意見を伺いつつ、大変な事態ではありますが最大限の配慮を行いつつ芸術文化活動を継続していくことに決定し、当日に臨むことになりました。

 これまで、関係者や希望者に1,000枚程度のチケットをお配りし、6割程度のご来場を期待していましたが、数日前からコンサート欠席の連絡等が相次ぎ、予定した来場者に変化が予想され、どの程度の減少に止まるのか等、心配は募るばかりでした。

 一方で、コンサートの準備段階では、町内外の67の関係企業・団体から協賛の申し込みをいただき、社会的にもこの閉塞感を打破しようとする意欲が満ちて来ていること、従来よりも練習回数を増やし表現力を高めたこと、新たな取り組み等もふんだんに盛り込み来場者に十分堪能していただけるよう仕組んでいること等、何としても実現したいという強い気持ちもありました。 

   当日は、好天に恵まれ、13時半の開演でしたが、12時過ぎには来場者集まり始め、廊下に並びはじめました。昨年度批判があった感染対策については、会場運営班を充実させ、昨年度の反省点を改善することで、スムースな入場が可能となりました。

 河北町は山形市の北20km程度のところにある、小さな田舎町ですが、本コンサートには県内外から460名の来場者があり、昨年度より人数は減少しましたが、新型コロナ感染がこれまでにないほど増加している中では、まずまずの成功であったと考えております。アンケートは入場者の84%の386名の方から提出して頂いており、さらにそのうち203名からコメントも頂いております。どのコメントも、こちらが恐縮するくらい高い評価をしていただいております。ありがとうございました。

※その後2週間ほどしても、コンサートを起因とするクラスター等は発生しておらず、感染対策も効果があったと考えています。 

ようやく、成功の記事が書ける段階になりました。

※ふれあいコンサートについては、数回に分けてご報告いたします。

※最後のステージ「邦画の主題歌による混声合唱」(一般の参加希望者も入っています)

 お嫁においで、涙そうそう、嵐を呼ぶ男、セーラー服と機関銃、少年時代、男はつらいよを熱唱した。

            

         「嵐を呼ぶ男」のナレーション (観客に大うけ)