日曜日の午後、幼馴染の友人2人と、小中(私は高校も)一緒だった男子が方丈さんをしているお寺に行ってきました。彼の実家のお寺は私の実家が檀家という間柄でもあります。

私は腰痛を発症している関係で椅子座禅のお許しをいただき、35分間、しっかりと呼吸を調え、姿勢を調え、心を調えてきました。

 

私は普段Points of Youというカードを使ったワークショップを開催したり、仲間のそれに出席することが多いのですが、そこでは音楽をかけ、リラックスした姿勢で目を閉じて何もしない時間をする、ということをやっています。

この時間を長いことやっているおかげか、あまり雑念を感じることなく、35分間を過ごすことが出来ました。実は自分でもびっくり。色々何やかやと頭の中が騒がしくなるのではないかと思っていたから・・・

 

耳から入ってくる音、hearという感覚でそこにその音がある、そして消えていく、頭の中にとどめないしそこにはそれに対する思いや考えも、浮かばない。浮かべない。そんな感じでした。

 

姿勢を正すということは呼吸がまっすぐ入っていくような感覚を持ったのだけれど、

腹式呼吸をゆっくりすることでそれが体感できるような気がしました。

 

「何もしない時間をする」ことのぜいたくさを、改めて感じたひと時でした。

 

彼がくれた「坐禅」について書かれたものの中に、相田みつをさんや坂村真民さんなどのお言葉も書いてあったのですが、読んだ瞬間、心をつかまれた一文がありました(その文章たちはとても心打たれるものが多かったのですが、特に印象深かった文章を転記します)。

私は、これを読んだとき、 マザーテレサの、愛の反対の言葉は無関心、 ということを思い出しました。

 

「おそろしいこと」

困難にぶつかることよりも 人に裏切られることよりも つらいことよりも悲しいことよりも 苦しいことよりも もっとおそろしいのは あきらめてしまうこと そこですべてが終わってしまうから・・・       (中学3年生 女子)

 

頂いた坐禅について

 

 太平寺HPより