こんにちは!

  

台風10号が過ぎ去って、また以前のようなうだる暑さが戻ってきましたね。

  

でもお店ではハロウィンのグッズを売り出していたり、

秋物の服が売られていたりと、

夏の終わりを感じる様になってきました。

  

皆さんはいかがお過ごしですか?

  

今回は、前回のブログ

 

  

こちらの続きを書いていきます。

  

 

今回は、「インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン」について調べたことを書いていきます。

  

著者の母里啓子さんは、こちらの本でこう書かれてあります。

 

  

  

ヒブは常在菌です。常在菌とは、人にとって怖い病気ではなく、通常は人に悪さをしない、

人と共生している菌のことです。

ヒブワクチンの「ヒブ」は正確には「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型」と言います。

  

健康な子どもの喉や鼻にもみられることがあります。

  

生まれてすぐは、赤ちゃんはお母さんからもらった抗体で守られていますが、

生後3、4ヶ月になる頃からそれが消えていきます。

  

その代わり、少しずついろんな細菌に感染し、自分の力で抗体を作り、自分の免疫機能を作り上げていきます。

ヒブもそのうちの一つです。

  

ただ、免疫の仕組みが出来上がっていない4ヶ月から1歳になるまでの赤ちゃんが、

何かの要因で特に抵抗力が落ちてしまっているという場合に、このヒブの菌が体のあちこちに入り込み、

髄膜などに侵入して重症化することがあるのです。

  

そのためにワクチンが勧められています。

  

ただし、重症化して治療が大変な状態になるのは本当に稀な場合です。

 

一方で気になるのがこのワクチンの副作用です。

ヒブワクチンはさまざまなワクチンと同時接種されることが多く、副作用報告も多いのです。

  

休館で運び込まれる髄膜炎の子どもを間近でみている救急医療の医師は、ヒブワクチンの必要性を訴えますが、

ワクチンの安全性への疑問から、怖くてとても打てないという医師もいます。

  

打つ場合は同時接種は避けるべきでしょう。

  

0〜2歳の時期は、常在菌に対して少しずつ自分の力で抗体を作っていく時期。

1歳半くらいになれば、どの子もヒブの抗体を自然に作ることができます。

 

5歳くらいには自然にヒブへの抗体を獲得してしまうのに、

乳児期に何度もワクチンを打って、常在菌に対する抵抗力を自然に作っていく過程を無くしていくのは、

子供にとって良いことなのか、大きな疑問が残ります。

  

月齢の低いうちは、人混みや病院へはなるべく連れていかないように気をつけ、

一度に多くの菌にさらされないようにする、少しずつ外にいる時間を増やしていく。

 

ワクチンを何度も打ちに行くより、その方が赤ちゃんのためになると思います。

  

 

とのことでした。  

  

 

母里さんの主張とは別で、予防接種手帳と共に市役所から送られてきた、

予防接種ガイドライン等検討委員会 執筆、監修

「予防接種と子どもの健康」

 

 

こちらに「Hib感染症」とワクチンの説明箇所にはこう書かれてあります。

  

・インフルエンザ菌、特にb型は中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症の他、

髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な深部(全身)感染症を起こす、乳幼児にとって問題となる病原菌です。

 

・Hibによる髄膜炎は平成22年(2010年)以前は年間約400人が発症し、約11%が予後不良(病気の経過や結末の予測がよくないこと)

と推定されていました。また、生後4ヶ月から1歳までの乳児が過半数を占めていました。

  

・現在はHibワクチンが普及し、侵撃性Hib感染症はほとんど見られなくなりました。

  

・インフルエンザ菌は7種類に分類されますが、重症例は主にb型のためにワクチンとしてb型が使われています。

 

・平成25年(2013年)4月から定期接種となりました。

 

・世界保健機構(WHO)は平成10年乳幼児への定期接種を強く勧告し、世界110カ国以上で導入され、効果を高く評価されています。

 

・副反応としては局所反応が中心(発赤44.2%、腫れ18.7%、硬結17.8%など)

  

 

こういったことが書かれてあります。

  

また、こちらの冊子には、「副反応が起こった場合の対応」も書かれてあり、

 

ワクチンの種類によっては、極めて稀(百万〜数百万人に1人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることがあります。

 

この様な場合

  

「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、

接種後に現れた症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も救済の対象とする」

 

という考え方に沿って救済の審査を実施しており、厚生労働大臣が認定したときは、

予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。

 

とあります。

  

副作用が起こる確率は極めて低いけれど、

もし起こった場合は国が給付金をくれるということですね。

  

極めて低いけれど、重い副作用が出る可能性が0ではないことから、

予防接種を打つ前に保護者の同意書が必要ということなんですね。

  

 

この冊子には、「Hibワクチンが定期接種になってから侵撃性Hib感染症は見られなくなった」とあるので、

ワクチンの効果は素晴らしかったのだと思います。

  

ただ、そのおかげで今Hibの感染者がいなくなったのなら、それって打つ必要ってあるのでしょうか?

  

先月8月下旬に、4ヶ月の娘の検診の時、

小児科の先生とお話しした際、母子手帳を見て、

私が娘に予防接種をまだ1本も打っていなかったのを見て、

 

「今感染者がいないのは、みんなが予防接種を打っているおかげです。

みんなのおかげで感染者がいないので、自分も打つべきだと思います。」

 

とおっしゃっていました。

  

ワクチンのおかげで感染症が減っているという側面は否定しませんし、

その通りだと思います。

  

じゃあ、なぜ乳児予防接種を義務にせずに、

努力義務という形で強制しないのか?

という事なんですが、

 

過去、予防接種は義務だったそうです。

 

戦後の栄養状態も衛生環境も悪い日本では、

感染症対策に予防接種は効果的で、猛威を振るっていた色んな病気の感染者は減ったのですが、

 

同時に、死亡したり心身障害などの重い副反応が出た人が次々と現れ、

健康被害にあった人達が国を相手に損害賠償を求める訴訟を起こしたそうです。

  

平成4年(1992年)、国が予防接種に過失があったことを認め、損害賠償金を支払いました。

その司法判断の影響を受けて、平成6年(1994年)に予防接種法が改正されて努力義務に変わったのだそうです。

 

義務という形にしてしまったら、重い副反応が出た場合の責任を国が取りきれないということで、

努力義務という強制力を持たない、あくまで保護者の自己責任というスタンスに変わったということですよね。

  

 

予防接種を打たない自由ができた以上、

打たない選択肢をもっと尊重されても良いのではないでしょうか。

  

打つべきという先生のスタンスは、現在の日本の予防接種の扱いからすると、

ちょっと偏っている気がします。

  

もし予防接種を打って、私の娘に重い副反応が出た時、

先生は責任を取ってくれるのでしょうか?

  

例えば私が、お金じゃなくて、娘を元の体に戻してくださいとお願いしたら、

先生は戻してくれるのでしょうか?

  

もし重い副反応が出てしまったら、

予防接種を受ける前に同意書を書いたということで、

保護者の自己責任になるんですよね?

  

 

本を読んでいて思ったのは、

 

・栄養状態が悪く、衛生状態が良くない生活環境に住む子供達にワクチンは効果的

 

・戦後の日本では、予防接種は効果を発揮したが、現在予防接種に指定されている多くの病気が今は発症例がほとんどない

(つまり予防接種に指定されている病気にかかる可能性は劇的に低く、むしろ予防接種を打った副作用の方が目立つものもある)

 

・特定の病気を持っている、近くに特定の病気を患った大人がいるなどといった特定の条件がある場合は打った方が良いものもある

 

・ワクチンの効果がある人もいるが、打ってもその病気にかかる場合もある

 

・成長して体が大きくなるにつれて自分で抗体を作っていくようになるので、ワクチンが必要な期間はほんのごくわずか

 

こういった事を加味し、

予防接種を打つメリットと、デメリットを天秤にかけた上で、

予防接種を打つかどうか判断した方が良いと思いました。

  

 

多分、みんなが打っているから、

医者に勧められるから、

そういう理由でなんとなく予防接種を打たせている親も多いのではないでしょうか?

  

私も今まで予防接種の事を深く勉強してこなかったし、

医者や保健師の先生に指摘され、雰囲気に流されて

長男、次男は何本か予防接種を打たせました。

  

 

特に副反応も出なかったですし、

4ヶ月の娘に予防接種を打たせたとしても、

おそらく副反応が出る可能性はかなり低いと思います。

  

 

でも、やっぱりわたし的には、

感染症の発症例が低く、栄養状態、衛生状態の良い今の生活環境においては、

予防接種を打つ方がデメリットが多い様に感じます。

  

しかも1本、2本の話じゃなくて、

何本も打たないといけないので、

かなりの時間と労力を割かれて面倒っていう気持ちもあります。

  

絶対必要で、絶対娘に打った方が良いと思ったら、

無理してでも時間を作りますが。

  

今は必要性を感じないので、打たない方向で様子を見ようと思います。

    

 

もちろん予防接種を打つべきと思う方を否定するつもりはありません。

 

その人の意見や考えで打った方が良いと思って、

子供の為を思って予防接種を受けたのだと思うので。

  

あくまで私の調べた内容、私の意見や考えですので、

もし予防接種をどうしようと迷われている方がいたら、

判断材料にしてもらえたら嬉しいなと思います。