大切なのは今 | 視野が欠けていく病気を抱えて

視野が欠けていく病気を抱えて

2017年4月に強度近視が原因の網脈絡膜萎縮を発症しました。
未来のことはわからないけれど、今の私は二人の娘を育てるごくごく普通の主婦です。
可愛い娘たちのこと。家族でのおでかけ。時々、目の話。
平凡な私の、幸せな毎日の記録です。

私の目の寿命はあと30年ぐらいらしい。

 

30年…30年か。

30年もあれば娘たちも大人になっているし、私が想像していたよりも猶予は長い。

 

もちろん、それまでに徐々に見えない部分は大きくなっていくだろうし、何かあれば30年もたない可能性だって大いにあるわけだけど…、

 

まあ30年後のことは、30年後に考えよう。

 

うーん、それだとさすがに行き当たりばったりすぎるか。

それまでに用意や覚悟は必要だけど、悲観しすぎるのは人生がもったいない。

どうせなら楽しく生きたい。

 

不平不満を撒き散らすより、周りに感謝できる人生にしたい。

 

私一人では作れなかった幸せな人生を与えてくれた夫に感謝を。

たくさんの喜びと新しい発見を与えてくれる娘たちに感謝を。

信頼できる主治医を与えてくれた神様に感謝を。

 

 

30年後の私はどうなっている?

 

30年前の私はどうしてたっけ?

 

 

見たい物を見られることは当たり前のことじゃない。

とんでもなく幸せなことなんだと、30年前の私に言ってあげたいけれど、それを言ってあげたところで、私の性格上、その後の私の生き方が大きく変わることはないだろうな。

 

だったら今やりたいことをやろう。

行きたい所に行こう。

見たい物を見よう。

 

今を楽しく幸せに生きよう。

 

私は私の今を生きよう。