うちの県では、昨年から生徒の1人1台端末が始まったので、すでに使いこなしてる方が多いと思うんですが、本校では家庭基礎を2年に置いているので、正式に授業で使うのは今年からです。
(生徒はアカウントは持っていたので、昨年からGoogleclassroomで課題を提出したり資料を配付したりはしていましたが、アクセスできないとかどこに何をしていいか分からないとか、そんなのばっかりで、難しかったら紙でいいよ、みたいになってしまっていた。)
今年からは、さすがにそういうことはないかと思ったら、授業で全然使われていなくて、最初のうちはパスワードが分からなくてアクセスできないとかネットワークに繋がらない(年度末の更新時の生徒側のミス)とか、あとは一応、決まりとしては毎日持ち帰って家で充電をしてくることになっているんですが、使用頻度が少ないために持ち帰らずロッカーに入れてあり、いざ使おうとすると充電がないっていうパターン持って帰って、今日持ってくるのを忘れましたっていうパターンもいまだにクラスで5人くらいいます(Chromebookがない場合、スマホ使用可で今のところやっているけど、そろそろ忘れたら減点とかしようかなって思うくらい)
さて、Google Jamboardは、オンラインのホワイトボードです。
なので、今まで、授業でホワイトボードを使っていた場面ならすべて代替可能です
今まではグループワークをやって、グループで1つの答えにまとめて、黒板に貼って共有とか、全体発表させていたと思いますが、それをオンライン上で共有できる。
しかも今まではせいぜい1班~10班、11班の答えを共有していたのが、クラス全員分の答えをみんなで共有できちゃうところがすごいところです。
(ちなみに、1枚のシートに同時にアクセスできるのは50人まで可能だそうですが、1つのファイルで20枚までしかシートが作れません。ですので、1人1枚ホワイトボードに作業をさせる場合は、元ファイルを1~3つに分けて作成する必要があります。)
まず、1枚のシートにクラス全員がアクセスできる機能を用いた使い方の例を紹介します。
アイスブレイクや授業の導入で
朝食はパン?ごはん?
Jamboardでシートを作成し、classroomで生徒に配信します。
ストリームからでも資料の配信でもいいんですが、「課題」として配信すると、ファイルを添付するときその状態で共有設定を選択できるので便利です。
※この場合、「生徒がファイルを閲覧できる」ではなく「生徒がファイルを編集できる」という設定にする必要があります。
生徒がファイルを編集できる状態になっていれば、生徒の端末から、付せんにコメントを書いて貼り付けることができます。
名前を書かせるか、書かせないかはご自由に
こんな感じに、答えが分かれそうなお題について、「賛成・反対」のようなことは匿名でアンケートのように、理由も合わせて聞くという使い方ができますね!
最初は単純に、ただ自分の名前だけ書いて、どちらかに投票するという使い方でもOKです。
アイスブレイク的にやるなら、
・好きなのは「海」か「山」か?「夏」か「冬」か?
・住むなら「一軒家」か「タワーマンション」
・「一人っ子」か「子だくさん」
・「お金」か「時間」
ジェンダーの学習の導入では
・生まれ変わるなら「男」か「女」か?
・結婚相手に求めるもの(条件)は? とか
・理想の老後の暮らし とか
・「夫婦別姓」についての意見 とか
まあ何でも、匿名なら答えやすいものは多いし、それがクラス全員分、同時に共有できちゃうのがとにかく便利です。
誰の発言か明確にしたければ、出席番号を明記させてもいいと思います。
その際、付せんが5色あるので、
1~10は黄色、11~20はオレンジ、、、というように色を決めておけば、後から、誰がコメントを入れていないかも探しやすいですね。
とにかく沢山の人のいろんな意見が知れるのは、すごく楽しいし、意外な発見があります