こんにちは
家にずっといるので、録画チェックが捗ってます
9月22日(木)放送のNHK「すてきにハンドメイド」は刺し子のふきんでした。
昔、専門高校にいたとき「家庭総合」で刺し子のふきんをやってたことを思い出しました。柄はフリーではなく、伝統柄を何パターンか実物大プリントを用意して、チャコペーパーとルレットで写すようにしてました。ミシンは使わず全部手縫いで、結構な時間はかけてたかな?(宿題だったかも?)
布が重なって厚みが出るので、運針練習の教材にはならないな、ってことでやめてしまったのですが、針と糸の扱いに慣れるための教材としてはやっぱりいいのかも?と、番組を見て思いました。
なんと言っても、縫い方が単純だし、かけた時間分、そのまま見た目で分かるから達成感を感じやすいですよね。
そういえば、手縫いで刺し子のランチョンマットを教材にしている先生がいらっしゃいました。ほかに、箸袋を作っている先生もいらっしゃって、考えてみたら私は特に、これっていう教材が定まってません
昨年はくつ下でぬいぐるみ、一昨年は布ぞうりにしたけど、どちらもSDGsの衣類ロスを意識するためのもので、基礎縫いの技術には結びついてないし。今年はまつり縫いは練習布でやりましたが、練習布はいくら縫ってもただの布なので、(学びたいと思うような)題材ではなく、計算ドリルみたいなものですよね。
私は本格的に洋裁は学んでないけど、小学生のときに学んだ基礎縫いレベルで、スカートのほつれとかホックのつけ直しなら何とかできると思えるし、生徒にもせめてこのくらいにはなって欲しいです。ところが、(もちろん個人差はありますが)、生徒のなみ縫い、まつり縫い技術って、かなりひどいですこれをイチから指導して、全員が満足のレベルになるには何時間かかるか
で、結局、「家庭総合」だったらなー
と思うのですが、ほとんどの学校が「家庭基礎」な状況で、どうにかやれることを考えるしかないですね。
ちなみに、私は「家庭基礎」では、もうミシンはやらなくてもいいかなって思っています。手縫いより早く縫えるという良さはあるので、ぞうきん縫うくらいに使ってもいいとは思いますが。身に付けさせるべき技術というよりは、身に付いていたら役立つ技術なのかなと思っているので。ただし、家庭科の教員になる人は、ミシン操作はできて欲しいので、採用試験の実技試験は続けてもらいたいと思っています。(県によっては、実技試験のないところもあるそうです)