こんにちは
いつも後出しになってしまってスミマセン・・・
(私はDIGAで録画したものを、まとめて振り返るので)
DIGAのレコーダーは高いですが、授業のネタ集めのために、ない生活は考えられません
先日、NHKのモノ・マネーという番組の新作、テーマが「投資」でした
「投資」の考え方が、子供向けに分かりやすく説明されてました。
3つのコーナーに分かれています。
(1)投資、はじめて物語
(2)モノ・マネーくん
(3)It's 投資 Time
それぞれについて、覚え書きとして、再現(文字おこし)してみます。
参考にしてくださいー
最初のコーナーは、「投資、はじめて物語」という、言葉のない寸劇(?というのかわからないけど)
原始時代・・・
釣りをしている青年のところに、もう1人の青年が近づいて行き、持っている小エビを渡します。小エビを海に投げたら、魚が釣れました!
投資 ・・・ 財産・時間を使って未来からお返しを得る
次に、さらに3人がやってきて、もっとたくさんの小エビを差し出します。
たくさん魚が釣れそうだと楽しみに様子を見ていたら、釣れかけた魚が、もっと大きな魚にまるごと飲み込まれてしまいました・・・
投資 ・・・ 成功するとは限らない
「シン・投資 はじめて物語」
すっかり落ち込んでいる青年・・・
はじめの青年に、小エビはまだあると、差しだそうとします。
それに対して、釣り人は、投資は危険だからと断ろうとします。
青年は、着ている服を脱ぎ、服で網を作ると伝えます。
網を投げて魚を捕るなら、大きな魚から守れる。ということで、実際にやってみると、小さな魚も大きな魚も獲ることができました。
投資の心 ・・・ 応援の心
投資の考え方について、このストーリーはすごく分かりやすいですね。リスクについても。
例えば、授業をするとしたら、、
魚釣りではない、違う設定の話を、グループで考えさせる?
小学生に出前講座をやるという設定で、
「投資を説明するための、ショートストーリーを考えよう」とか?
紙芝居を作るのも、人形劇をするのもハードルは高い・・・
しかも、魚釣りじゃない話といっても、なかなか浮かばないなー
農家に肥料など支援したら、収穫量が増えて、獲れたフルーツを分けてもらえる話
とか?
複数人でお金を出し合って、牛を飼い、毎日とれる牛乳をみんなで分ける話
とか?
投資ってこういうことでいいのかな?
次のコーナーは、「モノ・マネーくん」
「今から質問をするから、どっちがいいと思うか、意見を聞かせて?」
最初の質問①
青 明日1000円もらえるチケット
赤 1ヶ月後、1100円もらえるチケット
もらえるとしたら?どっちが欲しい?
→青を選んだ人? そりゃ、早く目の前のお金が欲しいわよね。人って目の前の楽しみを優先させてしまうの。夏休みの宿題、早く終わらせてから遊ぼうって思っても、つい目の前の遊びにつられるのと一緒。
→赤を選んだ人? じっと待って100円お得。時間を武器にするなんて、やるわね。
次の質問②
青 くじ2本、どっちを引いてもチョコレートが当たる。
赤 くじ2本のうち、当たりは1本。当たればチョコレート2個ゲット。外れたら何もなし。
さあ、どっちに挑戦するかな??挑戦するとしたら?
→青を選んだ人? ハズレがないって、そりゃ魅力的に聞こえたわよね。人って、「得をすること」より、「損しない」ことを選びがちなの。
→赤を選んだ人? 当たればチョコレート2個の大勝利。でも、ハズレたら何もないって、すごく悲しくない?「もうけ話は安全に」それでいいんじゃない?
昔、又吉さんの「オイコノミア」という番組が好きでよく観てたのですが、そこでも解説されていたような。
そこでは「マシュマロ実験」だったかな?
生活設計のテーマの回か、結婚の回でも、似たようなのがあって、人は目の前にあるもののほうがよく見えるっていう話で、先のことは考えにくいということなんですよね。
時間をおけばもうかる、っていっても、それは平和で安全で信頼できる世の中だからであって、そう思えない社会だと、多少のもうけより今すぐお金を手にできたほうがいいって思ってしまいますよね。
次の質問③
青 くじ5本のうち、当たりが4本
赤 くじ5本のうち、ハズレが1本
どっちに挑戦する?挑戦するとしたら?
みんな、気付いたかしら?
この問題、どちらも内容は同じ。
4本は当たり、1本はハズレ。
当たりを強調するか、ハズレを強調するか、言い回しを変えただけ。表現を変えただけで、人の行動も変わっちゃう。
お得か損か、特にお金の話は、じっくり見極めてね。
3つめのコーナー
「It's 投資 Time」
仕事をはじめる3人には、たくさんの卵が必要だ。
あなたなら、だれを応援する?
アイス屋「最高に美味しいアイスクリーム屋始めます」
おでん屋「ガチで美味しいおでん屋やりたいです」
養鶏業者「いい鶏育てて、いい卵産んでもらって、いい卵屋になろうと思います」
投資スタート
君が応援したい仕事を決めるんだ。
2つの卵を、応援したいところに配ろう。
1つのところにあげてもいいし、別々のところに分けてもOK
君が応援した仕事が繁盛すれば、卵は増えるよ!!
夏はアイスが売れ、冬はおでんが売れる
そして卵が必要になるので、卵が売れる
↓
平均気温が上昇
するとアイスがもっと売れるようになった!
材料の卵も必要になり、卵も売れる!
暑くて、だれもおでんを食べに来ない・・・
↓
10年経過
宇宙人が、鶏を連れ去ってしまった!
卵が生産できなくなった・・・
↓
20年経過
養鶏業者は、ふたたび持ち直す
↓
30年経過
外国セレブの間で、日本のおでんが大ブーム
おでん屋、大繁盛
卵もたくさん必要になった
↓
40年経過
(ここまでで終了)
さあ、投資した卵は増えたかな?
自分が支えている人の仕事がうまくいったら、気分がいいよね?
という流れでしたー
この、3つめのシミュレーションは、例えばグループごとに投資をさせて、最終的にどこが一番卵が増えたか、というのをゲーム的にやってみても面白いかなと思いました
投資は説明だとつまらないと思っていたけど、こんな感じでやったらすごく楽しそうで、今年の授業づくりが楽しみになってきました
ぜひ1度、番組をご覧になってみてください