今回、もちつきの手順や役割分担など、参考にさせていただいたのは
湘南の柴一臼屋さんのサイト
http://www.usuichi.com/

とっても細かく親切に説明してありわかりやすいのと、イラストがとても可愛い
・・・でも内容が豊富すぎて、結局生徒に配布用プリントを作るのは間に合わず
役割分担だけプリントにしました。

当初は1時間だけでやるつもりでしたが、授業が余っているという他教科の先生が、家庭科として授業をくださるということになり。LHRと合わせて2時間使えることになりました。
(前回やったときはLHR1時間+放課後の片付けでもできたので、うまく段取りを計画すれば1時間でもギリギリなんとかなる)

蒸しは30~40分でできあがるので、これは前もってわたしがやっておきました。

【もちつきの流れ】
(1)準備
・前日から、臼に水をはっておく
・1時間くらい前 臼にお湯をはって温める、杵もお湯につけておく
・テーブル、食器類の用意
・テーブルにあんこ、大根おろし、のり、しょうゆ etc.ビュッフェのようにならべる
・お茶の用意
(2)もちつき
・臼の中の湯を捨て、蒸し上がった米を入れる
・最初はすぐにつかないで、臼のまわりを回りながら杵で押しつぶしていく
・ボウル(杵先もつかるくらいの大きさ)に手返し用の湯を準備しておく
・米粒が適度につぶれたらもちをつき始める
・杵はガンガン振り下ろすのではなく、もちの上に重みで落とすような感じで
・途中、もう1人が湯をつけもちを返しながらつく
(3)つきあがったら
・もちとり粉を広げた台の上にもちを取り出す
(わたしは衣装ケースのフタを使ったので、近くまで持って行くことができましたが、テーブルが遠い場合、もちが熱くて手をやけどする危険性があるので注意が必要です)
・ピンポン玉くらいの大きさにちぎって皿に取り、食べる
(すぐ食べるときは粉はつけないほうが美味しい)
・たくさんつくときは、一度につけないので、何回かに分けて時間差で米を蒸します
・蒸した米が冷めてしまうと、うまくつけずにツブツブが残り固くなりますので、できるだけ蒸したてでつくのがよいです
・生徒たちが協力して、段取りよくもちつきができれば、10分ほどでつきあがるはずなのですが、うまくいかないため、1回15分~20分くらいかかるかも。。。
・今回の分量では、5回に分けてつきました。
(4)片付け
・湯をわかし、臼と杵を洗う
(亀の子たわし、スポンジを準備しておく)

もちつき手順は、ざっとこんな感じです
できるだけ役割分担を作って、遊んだりぼーっと見てる子がいないようにしようと思いましたが、さすがに40人全員に役割を与えるわけにはいかず、あとは自主性にまかせてみたら、案の定「ぼく食べるだけの人」な子たちがたくさんで、動かないもんだからイライラして疲れました。
授業に来てくださってる先生方や科の先生方にも声をかけていたので、途中で様子を見にきてくださった先生方がいらっしゃったんですが、こういう時、自分たちが食べるよりも先に「先生どうぞ」って気を利かせて持っていく子がいないのが悲しいところ
片付けもそう。気づいてどんどん動いてほしいんだけど
言わなきゃ動かない、というか、指名して、やることも事細かに指示しないと動かないから

そういう中で、10人くらい?(少なっ )は、せっせと働いてくれて、最後のお掃除まできっちりやってくれました。
こういう時、生徒がどういう子か、協調性があるとか自主性があるとか周囲に気を配れるとか、社会に出てちゃんとやっていける子かどうか、わかるなぁ。と思います。
帰りのSHRでもちつきの総括、というか↑ちょっとこのあたりのこと話して終わりました。

まー、とにかく大変な労力を必要とするLHRになるので、生徒がしっかり育ってないと疲れます。でも、無邪気に楽しんでる生徒たちは可愛かったし、このクラスではやってよかったと思ってます