今年度ラストは住居分野です。
家庭総合ですが全部で7時間くらいしか使えないので、内容を整理しつつ、どうやって授業をしようか悩み中。

【1時間目】
導入はいつも、「住まいの機能」「世界の住居、日本の住居」をやっています。
「家に帰ろう」というとき、どんな気持ちがする?
家はあなたにとって、どんな場所かな?ほっとできる場所であってほしいけど、そうじゃない人もいるよね。という話をしながら、住まいの機能について考えていきます。
世界の住居は、地球家族の掲示資料を見せることもあるし、ネットから取った画像を印刷してラミネートにして資料を作ったものとか使います。
(たくさん資料を見せたいところなので、プロジェクターが使えると効果的です。同僚の先生は使ってたけど、わたしは準備が間に合わなかったのでラミネート資料で。)
沖縄の家と北海道の家の写真を比較し、それぞれの特徴など気づいたことを発表させます。
資料集など使って、風土と住居のかかわり、日本の住居の特徴など理解させます。

【2時間目】
導入として、住居に関する寸法(モジュール)をとりあげます。
メートル法に対して、尺貫法の説明をするんだけど、生徒は意外と食いつきがいいです。
「一寸法師」の一寸はどのくらいの大きさ?とたずねると、3センチくらいと知っている子は多いけど、「親指の第1関節から先までの長さだよ」と言うと、自分からものさしを出して測り出す子もいます。その10倍が一尺で、「手首からひじまでの長さ」だと教えてあげると、さらに興味がわくみたい。
たたみ1枚の大きさが3尺×6尺であることや、柱と柱の間が6尺(1間)となること、たたみ2枚分の大きさが1坪とあらわされることなど、生活と関わりの深い内容でもあり、どんどん頭に入っていくかんじです。さらに、大人が1時間歩く距離がだいたい1里(4km)ということから、「母をたずねて三千里」の話題が出てきたりして。
せっかくなので、言語活動?も意識して、「一寸の虫にも五分のたましい」とか「一寸先は闇」といったことわざにも触れておきます。

その後は、伝統的な住居の特徴、間取りの特徴、起居様式について、間取り図を見比べながら学習します。

住居分野の教材研究で使えるおすすめのホームページは

親子のすまいかた教室(住まいの情報発信局)
http://www.sumai-info.jp/oyako/index.html
↑イラストがとってもかわいいし、内容がとっても充実しています。

住生活月間実行委員会の「住教育」に関するホームページ
http://www.jh-a.or.jp/jyuuseikatu/contents/zyuukyouiku/index.html
↑授業の展開事例が、ミニ実習としてかなり使えそう。取り入れてみたいと思います。
冊子自体は8ページで、ホームページにそのまま出ていますが、無料で送付してくださるので参考として資料請求するといいと思います。