ほんとはもう少し、高齢者のところを深めたかったのだけど(エンディングノートとか、死の準備教育を少し扱いたかった)、2月はじめにある公開授業に間に合わせるため、「消費生活と資源・環境」の分野に入りました。
わたしは「生涯の生活設計」と合わせて、導入で高校卒業後のライフサイクル表を作成させています。そして、資料をもとに、子育て、家の購入など、高齢期までに必要となるおおよその金額を計算させます。(これで1時間分)
2時間目は、高校入学時にかかったお金(制服や教科書代など)を、実際の資料を使って計算し、中・長期的な経済計画の必要性を実感させるとともに、経済的な側面においても親への感謝の気持ちを持つことをねらいとします。人生において「教育費」「住宅購入」「老後の生活資金」に最もお金がかかり備えが必要となること、貯金計画について考えさせます。(これで1時間分)

生活設計や経済の教材研究に使える資料は、、学校に頻繁に送られてきているので、とーーーってもたくさんある中から必要なものを見つけ出すのが大変なくらいですが・・・
その中でもおすすめは、

日本FP協会
HP https://www.jafp.or.jp/

↑ここのホームページは教材に使えそうなことがたくさんで、参考になります
「10代から学ぶパーソナルファイナンス」という冊子は、指導案やワークシート例も入っていてわかりやすい

知るぽると(金融広報中央委員会)
HP http://www.shiruporuto.jp/

↑ここも金銭教育に関する情報がもりだくさん
「これであなたもひとり立ち 自立のためのWORKBOOK」も、とってもわかりやすいです

それぞれ資料請求をすれば、送っていただけると思いますよ

そして今回、公開授業のための勉強用として購入した本がこれ↓

貯金ゼロからでも大丈夫! 夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本/PHP研究所
¥1,365

説明がとても平易でわかりやすいし、授業で紹介したいグラフやデータがたくさんあります。
もくじから、内容をちょっとご紹介します

1.一生に必要なお金と貯金計画
一生に必要なお金はいくら?
 人生には「貯め機」が3回ある
ライフステージごとに心がけたいこと
長期のシミュレーションをする ・・・など

2.夫婦に必要なお金管理術

3.しっかりお金が貯まる節約術
固定費を減らす
老後まで安心して暮らしたい ・・・など

4.夫婦に必要な住居費
賃貸のメリット・デメリット
持ち家のメリット・デメリット
無理なく支払える毎月のローン金額は?
住宅購入ケーススタディ ・・・など

5.夫婦に必要な教育費・介護費・老後の費用
出産に必要なお金
子ども一人を育てるのに平均1302万円かかる!?
共働き家庭の保育事情
教育費はどうやって貯めればよい?
介護に必要なお金
老後の生活はどうなる? ・・・など

6.しっかりお金が貯まる妻の働き方
働き方で生涯収入が2億2700万円変わる
扶養の範囲って何? ・・・など

経済分野は、消費行動にかかわる学習内容を含んでいるので、衣食住や家族にかかわる内容とも関連しているといえます。だから、住居、保育、高齢者など、いろんな分野と組み合わせた授業の展開が工夫次第で可能になります
わたしはあと住居分野が残っているので、そのあたりと組み合わせて、住宅ローンについて授業を考えてみようかなーと考えています