確率に従ったプレイをし、ゲームの流れを読み、勝っているときは賭け金を上げ、負け始めたら席を立てばいいのです。至ってシンプルなことなのですが、これが最も難しいことであり、カジノのプレイの仕方一つでその人の本性を見ることができると言われる理由でもあります。
今日は、僕がギャンブルの本質、確率について学び始めてから初めて勝負に行ったときのことを書きます。
ラスベガスのカジノを大きく分けると、ベラージオや有名なホテルが立ち並ぶ、いわゆるストリップ通りと呼ばれる場所にあるカジノ、そしてローカルエリアに存在するカジノの2種類に分けることができます。
僕がローカルのカジノを好む理由は、最初のハンド、自分の手札にA,10のいわゆるブラックジャックが来た場合、ストリップ通りのカジノの多くは賭け金の1.2倍の金額が支払われるのに対し、多くのローカルのカジノは1.5倍の金額が支払われるからです。
まず初日の勝負の結果を言うと、8時間プレイして84ドルを稼ぐことができました。8時間でたったの84ドルと捉えるか、時給換算で約10ドルを稼いだからよしと捉えるかは人それぞれですが、中々の重労働でした。
確率に従ったプレイをし、ゲームの流れを読み、勝っているときは賭け金を上げ、負け始めたら席を立つ、頭では分かっていても、これができず最初の4時間は失い続けました。失い始めたときの精神的ストレスを抑えることができなければ、持ち金がなくなるまでやり続けることになります。
僕もこの時点では完全にカジノ側が歓迎するお客様になっていました。
ほとんどのプレイヤーがこの状態で負けて帰るか、持ち金がなくなるまで勝負を続けます。
4時間が経ったとき、僕は自分が失った金額を数え、30分の休憩をとることにしました。勝負をするために貯めた資金とはいえ、かなりの損失でした。
嘘みたいな話ですが、その後の4時間で失った分を全て回収し、利益を上げることができたのは、上記に挙げたことを徹底的に実戦し、確率に従ったプレイができたからです。
いくらゲームの流れが良いときでも、賭け金を3倍、6倍に上げるにはそれなりの勇気が必要です。それに加え、失った金額のことを考えると余計に躊躇することになります。
無事に利益を上げることができた日の次の日、一つたしかめなければならなかったのは、またカジノに行きたいと思うか思わないかということでした。これは大学でポーカーを教えている教授にも必ず確認するよう言われたことです。
できることならもうカジノに行きたくないと思いました。自分がバーで働いていたときのことを思い出し、カジノで利益を上げることと普通に働くことを天秤にかけたとき、普通に働く方が何倍も良いと思えたからです。
肉体的な負担や精神的な負担、リスク諸々を考えても答えは明白でした。
幸運なことに、自分はブラックジャックしかやらないため、1度も凄まじい勝ち方をしたことがありません。このことは、カジノで安定して利益を上げることだけでなく、お金を稼ぐことがどれだけ難しいことなのかを忘れずにすんでいる理由だと思います。
カジノでは、その瞬間において、必ず負けるし必ず勝ちます。僕は対カジノでプレイをしているため、どこをもって勝率とするかは決めてませんが、その日のうちに利益を上げることを勝率とするならば、その日以来、勝率は10割です。時給換算とするならば、今のところ12.9ドルになります笑
これからもカジノやギャンブルについて、書いていきます。
読んでくださった方、ありがとうございました。