雑誌 「ねこ」  つづき | 2丁目食堂トレドへようこそ!

2丁目食堂トレドへようこそ!

1972年創業以来「家で待つ母の気持ち、妻の心」をモットーにやってまいりました。加工品など一切使用せず、一から全て手作りでお出ししております。

どうぞごゆっくりとおくつろぎ下さい。

 3  17年前、トレドは木造の2階建。ロシアンブルーの夫婦と3匹の子供たちがいました。灰色の猫に交じって、白いチビラ。うまくやっていけるかな?目が明いたチビラが近づくと、威嚇したり、あっちに行けと手で押します。兄弟の中に、雌猫が、名はナナ。気が強く、プライドが強く、父親でも手を出します。フャ!とチビラが脅された時です。ナナが咄嗟にチビラを咥えて部屋の隅に行きました。畳のうえでチビラをなめまわしたのです。彼女は出産の経験がありません。乱暴に、やさしくチビラはコロコロ転がさせていました。チビラは嬉しそうでした。でも、出ない乳をチビラに吸われて、ナナの乳首の数は半分になりました。

 犬や猫のように、1度に沢山の子供を出産する場合、進行中のことに気を取られて、前に産ん子の上に乗っかっていることがよくあります。人が気付かなければ死にます。中には心臓が止まっていた子猫のなっびきも助けました。子猫を手で握るようにして、口を縦に開けます。心臓まをマッサージしながら息を口の中に漏れないように、吹き込むのです。オシッコを漏らしながら、生き返ります。

 チビラのような1匹のねこにもこのような出来事があって、今があるのです。人間だってそうでしょう。世の中いいことがない。と思っているあなた。自分もそうでした。努力して、頑張って、みんなから認められてる人もいます。でも僅かです。人の悪口陰口。おべっか、太鼓持ち、徒党を組んでの仲間意識。こう言う人種がのさばっているのも事実です。ドラマでは孤独な主人公に助けが現れますが…共感されるから高視聴率を上げるのです。ただあなたは自分の領域をしっかり見極めてこなしていけばいいのです。同じ土俵に上がる必要はありません。このような人種は,人の価値を下げさせることによって、自分の価値が上がると信じている人たちなんです。内部分裂スレスレです。



Photos taken by Mr. Yoshiro Yamada