第112回 例会

9月10日(金)の例会は、和室が会場でした。まだ会員になって3ヶ月の私にとっては、初めてのことですが、これはとっても珍しいことだそうです。
いつもの例会と一味違い、椅子ではなく座布団に座り、ひざを崩しながら、リラックスした雰囲気で和気あいあいと進行していきました。 ゲストの方も7名が参加し、神楽坂の親しみやすい環境のなかで、いつもにも増してリラックスして参加できたのではないでしょうか?

さて7時からの発声練習のあと、Mさんから和室例会にちなんで、「居心地」が今夜の言葉として紹介されました。スピーチの中で、「今夜の言葉」をアドリブで効果的に使うと、皆さんの印象が良くなります。

今夜のトーストマスターはTさんです。タイマーのWさん、えーとカウンターのBさん、集計係のKさんからそれぞれの役割の説明をゲストの方にもわかりやすくおこないました。

テーブルトッピクスマスターはHさん。トピックスは、「本」にちなんだもので、ゲストの方も含めて5人の方が即興でスピーチを披露しました。いつもながら関心するのですが、即興でこれだけ内容のあるスピーチができるって本当にすばらしいと思います。特に、ゲストの2名は、日本語が母国語でないにもかかわらず、日本語での即興スピーチ、本当に見事でした。テーブルトッピクスマスターのHさんは、皆さんのスピーチに効果的にご自身のコメントを入れて、各スピーチに効果的なアクセントをつけることに成功していたと思います。

続いて、神楽坂TMCのオリジナルプログラムである「今夜のセミナー」は、Kさんの「分かりやすいプレゼン:7つの法則」です。私はプレゼンというと、いつもびびってしまいます。Kさんは国際会議での発表が豊富で、また研究者・専門家としてテレビ出演の経験もお持ちです。ご自身の経験を「7つの法則」にまとめあげ、迫力満点で直伝していただきました。参加されなかった皆さんに、7つのうちの3つだけご紹介します。一つ目、「すべてのプレゼンテーションは面接試験と考える」、二つ目、「一生懸命に仕事をしたことを伝える」、三つ目、「話さないことはスライドに記載しない(記載したことはすべて話す)」です。研究内容もちろん重要ですが、私の研究の結論はこうだ!と言い切って迫る、迫力が大事なんですね。ネイチャーにのった二重らせんの論文はたった半ページ、長島茂雄が立教大学にはいるきっかけになったのはたった1本のホームラン。つい余計な資料をつけてしまいますが、ビジネスのプレゼンでも1枚で勝負したいですね。神楽坂の「今夜の言葉」は名物企画として、今後もどんどん実施していきます。

準備スピーチの、一番手はアイスブレーカのSさん。「アイスブレーカーって、すごい!」というタイトルで落ち着いてご自身の出身地の静岡県にかれめて自分の生い立ちやエピソードをご紹介されました。とても初めてのスピーチとは思えない、落ち着いた雰囲気で話されました。Sさんスピーチを聞きながら、ほのぼのとした気分になりました。

二番手はWさん。「聞き間違いと言い間違い」というタイトルで、上級マニュアルから「笑いを続ける」ことが本日のスピーチ目標でした。10月にお子さんが誕生されるご予定にからめたWさんとご両親の聞き間違い、中国人のお友達の言い間違い、言い間違いには深層心理で意味があるとの心理学からの解説、そして、奥さんの前で、絶対言い間違ってはいけないケースという”落ち“までついて、笑いっぱなしの7分間でした。お見事でした! 無謀にも、次回例会のユーモアスピーチコンテストに応募してしまっている私はレベルの違いに唖然としてしまっており、エントリーを取り消そうか真剣に今悩んでいます。。。

三番手はNさん。「今後の結婚式」というタイトルでプロジェクト9(パワフルな説得)です。結婚式シリーズ3部作で、今回が最終回とご本人は言っております。しかし、結婚式関係の専門家であるNさんの当世結婚事情についてまだまだ続きが聞きたいという方も多いのではないでしょうか? 

個人論評は、Sさんのスピーチに対してDさん、Wさんのスピーチに対してKさん、Nさんのスピーチに対してOさんが行いました。私は、論評の皆さんのスピーチを聞きながら、とても自分には気がつかないような観点からアドバイスされるのに感心します。スピーチをして、一番うれしいのは、論評に加えて、例会に参加した皆さんから、簡単なメモ用紙や例会が終わった後の2次会でも、スピーチのフィードバックが受けられるということだと思います。改善点を教えてもらったり、感想を聞かせてもらったり。確かにスピーチの準備は大変ですし、人前でのスピーチから逃げたくなりますが、思い切ってスピーチをした後の、見返りはとても大きいです。

会長はじめ役員の皆様、各メンバーの方、ゲストで参加していただいた皆様、ありがとうございました。 次回は、「ユーモアスピーチコンテスト」です。引き続きよろしくお願いいたします。

最優秀テーブルトピックス賞 Nさん(ゲスト)
最優秀論評賞 Oさん
最優秀スピーチ賞 Wさん

K.A 記