井上王者が日本人・奇跡の初受賞 | 神楽坂Mine

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昨年末に開催された井上尚弥王者の2階級目の4団体統一王者戦が、やっと今週のWOWOWで放映されました。”巷(ちまた)の噂”では、タバレス2団体王者と”激戦”になった・・・

 

個人的な感想を云えば”完勝”でした。ヘロヘロになったタベレス王者が、最後は「モンスター」の強烈なパンチをグローブで防ぐも、威力で吹き飛ばされての、完全KOでした(上の画像)。

 

スポーツはライブ!というのは、TV中継の視聴に於いても鉄則ですが、WOWOWのようなケースでは、戦った本人・井上王者が自分の試合を解説してくれるのは、非常に面白いです。

井上王者は、史上2人目の2階級4団体王者獲得で、マスメディア三冠等を既に受賞していますが、全米ボクシング記者協会が選出する年間最優秀選手賞をも受賞しました。

 

この賞は「シュガー・レイ・ロビンソン賞」と呼ばれ、ボクシング界では最も権威のある賞です。全米だけの記者による投票で、98年!の歴史で、日本人の受賞は初めてです。

 

無敗対決を衝撃的なKOで勝利し、史上初の2階級4団体王者に輝いたテレンス・クロフォード王者(米国)を押しのけて、日本の井上王者が全米の記者に推されたのは奇跡に近いです。

尚、上の画像はシュガー・レイ・ロビンソン(1921~1989)です。彼は多くの評論家やファンが、全階級を通じて史上最高のボクサーと認めるレジェンドで、日本で云えば「拳聖」です。

 

生涯成績は175勝(109KO勝!)で、世界ミドル級王座を奪回すること実に通算5度!現在のように団体が増えた中でも、誰も成し遂げていない大記録を打ち立てています。