採点 49点

生き物が苦手な鶴木陽渚が堤防を散歩している際に先輩の黒岩と出会い、「ていぼう部」に入部して釣りをはじめる日常作品。つり球よりかはマシだが自分としては今一つな作品だと感じた。

まず、作画はなかなかで背景や日常の細かな描写に力が入っている。また、声優が歌う主題歌も悪くはなく、最低限の釣りに関するノウハウも描かれているため、テーマには一応沿れてはいる。しかし、キャラクターの個性は薄く、印象に残るキャラクターはおらず、釣り以外でのキャラクターの交流が少ないため、イマイチ盛り上がりに欠ける。しかも、陽渚が手芸部に入れなかった理由が男だらけで入れなかったなどキャラクターの動機付けも弱い。後、狙った魚が予定調和のように釣れるのは少し不自然に感じる。

釣りアニメとしては悪くはないがイマイチ面白みに欠ける拙作。しかし、これはあくまでも個人の意見であって、ネットでの評価は高いので合う人はそれなりに楽しめるだろう。