採点 54点

幼い頃自分を助けてくれた旅の王子様に憧れ、自分自身も王子様になりたいと願うようになった主人公ウテナ入学した鳳学園で薔薇の花嫁と呼べれる姫宮アンシーに出会い、アンシーをかけて、決闘に挑むという話。名作として有名だが、自分の好みではなかった。

宝塚歌劇がモチーフでキャラクターの内面にある醜悪な闇を描いており、心理描写は正確に描けているものの、映像の使いまわしやキャラクターの醜さを描こうとしてしまったのか、キャラクターに癖があり、あまり好感が持てない。ストーリーもイマイチで本編とはあまり関係のない話がしょっちゅう出てくるので話が進まず、イライラする。ちなみに合唱団を起用していることもあり、音楽面にはかなり力が入っている。

名作の割には作品のクオリティーがあまり高くないと思った凡作。個人的には過大評価だとしか思えなかった。