採点 85点

『THE IDOLM@STER』シリーズの第三作品目にあたる、島村卯月・渋谷凛・本田未央らnew genertionsの3人を主人公とした346プロダクションの彼女たちの活躍を描く、前作ファンやデレマスのファンなどから酷評の声が上がっていたため、視聴前は不安であったが、アイドルアニメとしてはシナリオの完成度は高いと感じた。

話は全体的に暗く感じるがドラマ性としては深く、346プロの彼女たちが成長していく過程が丁寧に描かれている。また、曲は良曲揃いでOP、ED、挿入曲は気に入っているのが多い。前作より、シリアス寄りになっているものの、話の構成や時計やガラスの靴とかの演出は良く、キャラクター同士は多少ギスギスしていたものの、どのキャラも愛着がもてるようになっているので不快に感じることはあまりなかった。しかし、前作より話のテンポやライブの時の動きが悪く、プロデューサーも影が薄く、誠実で嫌いではないが無愛想で時折、無能に感じる。

鬱展開が多いと感じるがアイドルアニメとしてはドラマ性に優れた名作。前作の方が完成度はあまりにも高すぎたため、過小評価されてしまったが私は765編よりこちらのストーリーのほうが好みである。