採点 98点

平成仮面ライダー11作品目にして、架空の都市風都を舞台にした物語。私立探偵左翔太郎とフィリップが悪組織ミュージアムによるドーパント犯罪に立ち向かう。人気が高いので見てみたら、結構面白かった。

まず、二人で一人の仮面ライダーの設定は斬新で翔太郎やフィリップの1年前の事件が次々と明らかになり、先が常に気になる内容。主役の二人は勿論、家族の復讐のために二号ライダーのアクセルとなった照井竜とスリッパでツッコミを入れるヒロインの鳴海亜樹子もキャラクターとしては魅力がある。終盤を除いて、電王と同じく、2話完結型で話の構成としては良く、見やすい作りとなっている。終盤のフィリップが消滅する際に翔太郎に地球が無くならない限り、僕たちは永遠に相棒だと言っているところは感動できるところであり、必見。しかし、本編で翔太郎のバックボーンが少ししか、語られていなかったのは気になった。

かっこいいおしゃれなライダーデザインと脚本に恵まれた仮面ライダーの名作。特撮好きなら、ぜひ見てもらいたい。