旅の思い出第3回は浜坂(兵庫県新温泉町)です。
昨年の8月と12月に行ったのですが、今回は12月の思い出を。
8月に訪れた際、現地の方と仲良くなり、「冬の浜坂もいいぞ!」と言われていました。
時は流れて12月の金曜日。私は午後の授業を抜け出して新幹線に飛び乗りました。
小倉→岡山→鳥取と乗り継ぎあたりが薄暗くなってきたところで浜坂駅に到着。
浜坂駅にはぱっと目に付く看板があります。それがこちら。
そう、浜坂港は松葉ガニで関西の人には知られているのです。
冬はカニが美味しく、カニ食べ放題のバスツアーがたくさん来るそうです。
しかし、私にはそんなお金もありません。
という訳で、夏に出会った現地の方に連れられて「荒岩」さんというお店に。
ここでは地元の海鮮物を食べることが出来、ナマコや赤バイ貝などを頂いていたのですが、ここで見知らぬ魚が。
「ノロゲンゲの唐揚げ」。…なにそれ?
この時話すのに夢中で写真を撮っていなかったので、少し写真をお借りしてきました。ノロゲンゲはこんなお魚。
(引用元:JFいしかわ)
どうやら深海魚で引き網の時に引っかかることが多いそうで、狙って取る魚ではないとのこと。
冬はカニを取るため網目が大きくかからないため旬では無かったのですが、このお店では扱っていました。
これがなんと食べてびっくり。めちゃくちゃフワッフワなんです!
近いものに例えようかと思ったんですがなかなか浮かばず…しいて言えば穴子かな?
とても美味しかったのでおかわりしてしまいました。次行くときも絶対に食べないと…と思った一品でした。
ちなみにこの時、地元の方に奢っていただきました。本当に感謝でしかないです…。
浜坂は温泉地としても有名。夏は浜坂港近くの温泉宿に泊まりましたが、今回は山の方にある七釜温泉(しちかまおんせん)に宿泊。
結構熱めのお湯が特徴で、熱いのが好きな私は結構ちょうどいい温度でした。
聞くところによると山陰は熱めの温泉が多いみたいです。
翌日、宿を出発して駅まで歩いていると大きな看板が。
浜坂温泉・七釜温泉・湯村温泉はバブル期に栄えたものの…という話を前日聞いていたのでこの看板を見てなるほどな、と感じました。
カニとホタルイカがたくさん獲れるとはいえ、関西以外ではそんなに有名ではないこの街。
海鮮は美味しいし、
海はきれいだし、
温泉もあり、見所満載の町なんです。
昨年訪れた場所の中で私は最も好きな場所だったと自信を持って言えます。
山陰に行くときは、砂丘や城崎だけではなく浜坂にもぜひ足を運んでみてください。きっと好きになりますよ!