こんにちは、神楽です(*^.^*)
本日は、「親鸞聖人」のタイトルで、以前ご紹介させていただきました本『光と影の向こうに』から、ある一文を抜粋しアップさせていただきます(^_-)☆
『光と影の向こうに』
前田勝利 著
「一如」
~これより抜粋~
(略)
しかし、人生というものは有難いものだ。
挫折という妙薬が、こののぼせを下げてくれる。
ごまかしようもない肉体のおとろえも大いに一役買ってくれる。
自我意識が無惨にも打ち砕かれ、頭にのぼったものが次第に下がってきて、脚下照顧。
自分の正体に気がつきはじめ、同時に世の中の全体が見えはじめてくる。
意味づけできないものの方が、世の中にははるかに多いことが、思い知らされてくる。
特別に意味のあるものなど、世の中になく、世の中と人生に無意味なものなど、何もないということがわかってくる。
誰とも較べることなど出来ない、この人生である。
過去無数劫、一人として同じ人生を歩んだものはない。
未来にもない。
この無尽蔵のいのちを、花と咲かせてこの世に姿をあらわした、人間、ゴキブリ、路傍の草、とるにたりないものなど、なに一つない。
つまらない人生など、ない。
特別な人生もない。
自覚した人と、自覚しない人が、この世に同時に生きていることに、人間的な意味を超えた意味がある。
むろん人間としての上下などない。
はたから見て、どんなに愚かしいと思うような人生でも、身につけるべきものは誰もが自然に身につけていくのである。
逆にいえば神の使者として生を受けたほどの人でも、時をまたなければ、その面目をあらわすことは出来ない。
悟りを得、生死を離れる身となる願いもまた、生老病死という現実の中で完成されていくのである…。
~ここまで抜粋~
何度読んでもすごい文章です(≧▽≦)
この本を手に入れてから、二十年近く経ちますが、まったく色褪せることなく、文章が輝いて見えます。
陰謀論や異世界モノ、オカルト話などが大好きな私ですが、ときには「地に足が着いた話」も今の私には必要か…と思い、アップさせていただきました。
皆さんは、どう感じられたでしょうか…
本日も、最後までご覧いただきまして、ありがとうございます(^_-)☆
あなたに、すべての善きことが雪崩のごとく起こりますように…☆-( ^-゚)v
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