★神様の家の子★

今日は、私の祖母のお話をします。

祖母は、人柄が良くとても無口な人でした。聞かなければ、何も教えてはくれない祖母でしたので、母からは「生きているうちに何でも聞きなさいよ!」と言われていました。

何を聞くかと言うと、そう…。
今思えばそれは不思議なお話だったようです(笑)

私は、無口でいつもニコニコしている祖母が大好きでした。
私が住む家からは車で20分くらいの場所にある小さな村に祖母は住んでいました。五人兄弟だった私は、よく週末には一人で泊まりにいくことが多かったのです。

祖母の家に泊まっていると、祖母に何やら相談にくる人達が列をつくって待っていました。
物心つく頃には、それもあたりまえになり……みんなが良くなって帰っていく姿を見ては、私の祖母は、神様と話せるお仕事をしている人なんだなーと自然と思っていました。

祖母が何故、神様のお仕事をすることになったのか、ある日教えてもらいました。

祖母はとにかく体が弱く、特に心臓が弱いことで、長く生きられるのか心配だったそうです。
それで、ある日自分の家に昔からあった「神様」と呼ばれる神仏に、「どうか子供が大きくなるまでは…長生きをさせてください!」と祈りを呟いていたそうなんです。

そんなある日……。

なんと、その祖母の願いに「応え」が帰ってきのです!!

つづく

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