茨城県つくば市の北欧家具hisaguです。
今回は先日HPに掲載した商品についてご紹介します。
デンマークのデザイナー Nanna Ditzel ( ナナ・ディッツェル )がデザインしたイージーチェア『AP-26』です。
本体は丸みがあってとても優しい雰囲気です。
その本体から斜めに脚が伸びていて、丸い本体とにゅっと突き出た4本脚は何かに似ています。
そうです、フラワーポットです。
座面（張り替え前のものです）の上に花を乗せるとまさにフラワーポット。
このイージーチェアが『 ポットチェア 』とも呼ばれているのも納得です。
ポットチェアがデザインされたのは1953年で、今見てもインパクトがありますが、当時としてはより斬新なデザインだったと考えられます。
もし１０年後にデザインされていたら、木製の脚がよりスタイリッシュなスチール製になっていたかもしれません。
斬新さの中にどこか落ち着いた佇まいが感じられるのは木製の脚だからだと思われ、木工が盛んだった1950年代だったからこそ誕生した名作と言えます。
このポットチェアの素晴らしいところは、デザイン重視なだけでなく座り心地もとてもいいところです。
背もたれから肘掛にかけて、とても厚みがあって丸みのある形をしています。
丸くて厚みのある背もたれの中身は、天然由来の資材がぎっしり詰まっています。
一番下の層には植物の繊維が背もたれを一周するように巻かれていて、その上を馬毛で覆い、さらにその上を綿で覆っています。
層状になった天然資材のクッションによって、どっしりとしたもたれ心地を生み出します。
また、クッションの厚みと角のないデザインによって腰と背もたれの間に隙間ができにくく、腰椎をしっかりとホールドするのです。
デザインの良さだけでなく、座り心地の良さも両立させた素晴らしい椅子だと改めて思います。
今回のポットチェアは、同じくNanna DitzelがデザインしたHallingdalで張り替えていますが、パステルシリーズはすでに廃盤になっていて、デッドストック生地を使用しています。
派手過ぎず、落ち着いたピンクは部屋の雰囲気を優しくしてくれそうです。
Nanna Ditzelデザインのラグやポスターも当店にありますので、組み合わせもおすすめです。
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北欧家具 hisagu
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