茨城県つくば市の北欧家具hisaguです。

 

今回は、先日HPに掲載した商品のご紹介です。

デンマークの家具デザイナー Hans J. Wegner ( ハンス・ウェグナー )のアームチェア 通称「China chair」です。

ウェグナーが1944年に、中国明朝時代の圏椅(クワン・イ)という椅子からインスピレーションを得てデザインしたと言われている椅子です。

そう言われると確かに東洋的な雰囲気があります。

 

座枠表側に施された彫り込みがシンプルながらもデザインに深みを与えています。

 

また、肘掛を支える前側の貫(?)が座枠と噛むように接合されているところも素敵です。

 

肘掛から背もたれにかかる接合部も細かなフィンガージョイントになっています。

 

背もたれは中央の縦方向にかかっていて、正面から見ると面積が少なく掛け心地が良くなさそうに思えますが、側面から見ると背骨に沿うように曲げられていてぴったり吸い付くような掛け心地です。

 

肘掛も一見細くて、肘を掛ける箇所があるのか疑問を覚えますが、上から見ると分かるように、肘を置くための広がった箇所があるのがわかります。

この場所がとてよく考えられていて、何も考えなくてもすっと肘を置いてしまうほどです。

 

チェリーのフレームは使い込むほどに赤みが増していきそうです。

 

1944年といえばまだウェグナーの知名度がそれほど高くない時期ですが、見た目と座り心地の良さを両立させたこの椅子は、当時のウェグナーの潜在能力の高さを裏付ける一脚だと思います。

 

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北欧家具 hisagu
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