アヤカシモノ編~空白の時~(ep0) | オリキャラ愛のナモさん

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2022/07/22更新
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その日…世界が一瞬真っ白になった…ほんの一瞬…

だがその一瞬で何かが変わりだしていた…

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紫暮「これより緊急アヤカシモノ会議を行います」
「皆さんも薄々気付いているでしょう…先日の出来事…恐らく黄泉によるものかと…」

水呼「やはり…ですね」

狭霧「禁断の妖術でも用いたか…」

乱華「一瞬頭の中まで真っ白になったぜ」

茉莉「アレって雷じゃなかったの?」

瑠蜘琉「馬鹿言え!全く別物だ!」

紫暮「何かが違うんです…あの時から…記憶が一部欠落したかのような…」

裂露「やっぱりそうか…何か…もう一人仲間がいたような気がするんだけど…」

紫暮「そう、私もそう思ってアヤカシモノ名簿を確認したりもしたんですが…」

焔丸「陰陽師…」

水呼「!!…確かに…陰陽師の方が…いたはず…」

紫暮「なるほど…それじゃぁ、アヤカシモノ名簿には記載して無いから解らないわね…」

裂露「俺も思い出した!…いや…陰陽師…くそっ!めちゃくちゃ知ってるはずなのに顔も名前も思い出せない…」

狭霧「でも確かに居たな…俺も顔も名前も思い出せねぇが…」

乱華「俺も…顔も名前も覚えてないけど…陰陽師の…だから名前が出てこないっ;」

瑠蜘琉「言われたら陰陽師が居た事は思い出したんだが…俺も顔も名前も出てこねぇ…くそっ!何しやがったんだ黄泉は!」

茉莉「俺も思い出したけど思い出せない…」

小桜「………ねぇ!皆さん!狐狸の里を訪ねてみてはどうかしら?」

紫暮「確かに。小桜さんの言う通りです!陰陽師なら狐狸の里の九尾と親交があるはず!」

茉莉「ずっと考え込んでると思ったら…さっすが小桜♪」

小桜「皆さんと視点を変えてみようと思ったの」


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───狐狸の里───

紅里風「ありゃ?あっちから来てくれたぜ」

如月「今ちょうど兄と皆さんの所へ伺おうかと思っていたんです。」

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如月「そうでしたか…それではあなた達も…」

如月「三年前、黄泉の城に調査に行った私が黄泉の妖術により操られてしまい…その時助けていただいたアヤカシモノの皆様と…妖術から解放して下さったのが陰陽師の…あの方なのですが…情けない事に何も思い出せないのです…」

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裂露(何かがおかしい…黄泉の力だけでこんなにも…魔族のオレの記憶さえも欠落させられるとは考えがたいな…)
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紫暮「強力な結界に守られた この狐狸の里の九尾の記憶まで奪われているとは…」

裂露「ぐれさん…これは黄泉の仕業じゃないかも…」

紫暮「そうね…もしかすると ヨモツ国だけの事では無いかもしれない…」

水呼「他の国も調査する必要がありますね…」

狭霧「他の国?!誰が行くんだよ?」

紫暮「裂露くん、水呼さん、あなた達に他の国の調査をお願いするわ」

焔丸(やはり…。)

狭霧「大丈夫なのか?二人だけで…ってまぁ、キレた水呼は誰にも止められねぇぐれぇだけどよ…;」

紫暮「大丈夫。裂露くんは他の国にも詳しいから」
「ねっ♡」(裂露に目配せ)

裂露「おう♪任せといてよ」

紫暮「さて、他の者はヨモツ国の調査よ!」

狭霧「了解」

焔丸「はっ」



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???「お師匠様…一体何処へ行かれたのでしょう…どうしてでしょう…お師匠様の名前も…顔も思い出せない…」

確かに存在した筈なのに…狂暴だった私の力を封じ、陰陽師見習いとして育てて下さった…あの方は…今 何処に居るのでしょう…