─死神に出会った─(ゴスロリ少女と黒兎) | オリキャラ愛のナモさん

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2022/07/22更新
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─死神に出会った─(ゴスロリ少女と黒兎)


今日はペットショップはお休み。

─ゴスロリ服を着て商店街に出かけた…
特に欲しい物も無かったので ハロウィンめいた街の雰囲気を眺めて 空想の世界に浸っていた…

香(ハロウィングッズはいっぱい家にあるし…もう帰ろう…)


─河川敷…彼岸花が綺麗に咲いていたので
そこでひと休みして家に帰ろうと思った…


私はずっと夢見がちな少女のまま…
メンヘラって言うのかな?アタシみたいなの…
無駄に歳だけ増えてっちゃう…

私はあのペットショップで
ちゃんと命と向き合えてるのかな…ジャック…

もうリスカはしないけど…時々消えちゃいたくなる時がある…

(ごめんね…ジャック…本当に……酷い人間だ…私…)

涙で視界がぼやけた瞬間
向こう岸に 何か黒い物が見えた…

何?

!!

人…じゃ…無い…
幽霊?

─えっ…
まさか…死神?
本物の死神?!

その時私は 怖いと言うより…ワクワクした気持ちの方が強かった…

大好きなゴシックファンタジー…

でも…本物…?!
私…死んじゃうのかな…
そうだよね…私…酷い人間だもの…

そんな事を思っていると
その死神の様な人?は 私の真横に来ていた

そんな時でも私は冷静さを保っていた(これだけが取り柄だ…)

香「あなたは…死神?…」

???「そうとも言う。」

何だろう…なんか思ってたよりも普通に会話している…

香「あの…私の魂を狩りに来たんですか?私…死んじゃうんですか?」

私…何を聞いてるんだろう…何を言ってるんだろう…この不可思議な状況で…

死神「待って…僕、そういう死神じゃ無いよ。」

目深に被ったフードを脱いでそう言った…

香「?」

死神「キミに知ってもらいたい事があって来たんだ。」

香「えっ??」

死神「黒兎の事だよ。」

香「!!」(ジャックの事?!)

死神「キミは悔いているんだよね…過ちに気付いて、命と向き合おうとしている…」

香「!!」(声にならない!)

死神「だから…教えておこうと思った…」

香「?!」

死神「これを見て…」

香「?!スケッチブック…(ノートかと思った;)」
何だろう…そこに描かれているのは子供のラクガキの様な絵だけど…頭の中に映像が流れ込んでくる…

ジャックだ!!

死神「その黒兎…キミに出会ってなかったら…キミがあの過ちを犯さなかったら…どうなっていたか…何が正しいか正しくないか…そんな事じゃない。」

「運命は決まっていた…キミが過ちに気付き、命と向き合ってるから…彼にとってどちらが幸せだったか 教えてあげる。」

そのスケッチブックの中の私は…
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「可愛いなぁ…黒兎♡でもウチじゃ動物飼っちゃダメだし…あっ!起きた!うわ〜…綺麗な青い目…この子いつもそっぽ向いて寝てるから分からなかった…」(また来るね〜)

(うさぎは大人しいから パパとママに内緒で…ってダメだよね…)

そんな風に 何度かペットショップに通っていたけど…
飼ってあげられないのに 期待だけさせるみたいで…可哀想でペットショップに行くのを辞めた…
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(そうすれば良かった…)

死神「続きを見てごらん。」

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女の子「これなにー?」

母親「ん?えーと…うさぎさんだって。真っ黒だからどこにお顔があるのか分からないね〜」

女の子「お尻だー(笑)お耳あっちにある!こっち向いてー!」
女性「ネザーランドドワーフって居ますか?茶色いコ」
少女「この黒い子いつもあっち向いて寝てるなー…」
(私が行った時は起きてくれたのに…)

店員「くろちゃん、食べてないの?」

「店長ー…くろちゃんごはん食べてないんですけど…少しだるそうだし…」

店長「昨日はちゃんと食べてたけど 気になるから病院の方連れてってくれる?」
既にもう遅かった…ペットショップの店長達も異変に気付く事が出来ない間に…その子は 死を迎えようとしていた…病院に着いた時には…
誰とも触れ合えないまま…
その黒兎は元々体の弱い子だった…
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香「そんな…」

死神「次はこれ…あの後の事だよ。」
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それは 私が親に黙ってジャックを物みたく買って
パパに捨てて来いと言われ、言われるがまま抵抗も出来ず
捨ててしまった日の事…

その後…

子供がジャックの入った箱を開けた…
するとジャックは飛び出して 河川敷の方へかけていった…

そう…この河川敷…

?!
グレーの兎…?

死神「彼には友達が出来たんだ…この河川敷でね。」

「彼…ジャックにとって とても幸せな時だった。」

「目を背けちゃ駄目だよ…これからの事もちゃんと受け入れるんだ。」

嫌な予感がした…
でも私は その事実と向き合わないといけない。

夕方になると車の通りが多くなる路地で
ジャックは車にはねられた…

香「───…っ…うっ…」

死神「キミがした事は確かに良い事とは言えないかもしれない。」

「でも…彼の運命にキミが関わらなかったら…」
「キミが彼の運命に巻き込まれたとも…」
「さて…何が正しい事なんだか…」

「どう考えるかな?」


そう言い残し、死神は消えた…………


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日々に起こる ああしていればこうはならなかったとか
でも 今こうだから気づけた事があるとか…
運命について考えてみました|ω`)何が正しい事なのか…

ナモさんはペットショップで働いた事とか無いので 想像で書いてますが、どうなのかな…

この前、某ペットショップで店員さんが掃除してたの…鳥さんをケージから出してね…戸はオープン(他のお店の中にあるショップだけど)…出てかないのかなぁ…店員さんの足元に着いて回るけど、間違って踏んじゃわないかなぁ…
他の動物の掃除中のケージの餌か何か食べてるけど病気になったりしないかなぁ…と思いました(´・ω・`)後、別の店舗ではハムスターの所に小さいゴキブリが沢山わいてたの…ハムちゃん、それ食べてたよ?だいぶ前の話ではあるけど…
:(´◦ω◦`):ガクブル ずさんだわ…