サンロフトの本とテレビの部屋 -457ページ目
<< 前のページへ最新 | 453 | 454 | 455 | 456 | 457

ポタラ宮の外壁は厚かった

永遠の空間
鈴木 博之 / 青山 邦彦 / 青山 邦彦作・絵 \2,800


世界遺産に指定されている24の有名建築のドローイング集である。
建築ブームと世界遺産ブーム(?)のお陰で、こうした建築を映像や写真で見る機会は多い。
だが、見慣れた建築であっても、絵で見るとディティールが分かっていい。特に、内部構造を立体的に見せてくれるカットは、ありがたい。


「シャンボール城」の二重らせん階段は、いかにも建築家らしい視点。
無数の書籍に写真や平面図・立面図が載っているガウディの「カサ・ミラ」も、こうやって見直すと、今までは十分に理解できていなかったのだと唸らされる。
意外だったのは、「ポタラ宮」の外壁の厚さ。ここは下からの全景写真か、建物内部の写真しか見たことがなかったが、斜め上から見るとようやく全体像がつかめる。

スイカ型ホテルは楽しい

SPA-DE Vol.3

「部屋」は敗北したか?

前出英子のしあわせの間取り
前出 英子 / 前出 英子著 1,365円


リフォーム、とりわけマンションのリフォーム事例を見ると、ある共通点に気づく。それは、部屋ともホールとも納戸ともつかないスペースがあったり、廊下に面していない部屋があったりの、変則的な間取りである。


マンションに限れば、増築は不可能だし、水周りや柱、梁が動かせないため、リビング等を広げようとすると、半端なスペースが生まれてしまうのは理解できる。
そこに、巨大なウォークインクロゼットやユーティリティー、ベッド1個がやっと置ける極小の寝室なんかを割り当てると、あたかも広々とした機能的な間取りに見えてしまうのだ。


元々、ソファーを置くには8畳平均のリビングは狭すぎたし、液晶やプラズマ、いや、それ以前から大型化したテレビを置くには、20畳平均ぐらいは必要となる。
そして、少子化で2つあった子供部屋は1つか0になるならば、リフォームで部屋数が減らされるのは、当然のなりゆきだろう。


もう一つ、独立した個室が嫌われる傾向がある。この本では、最近流行りの家族のコミュニケーション云々より、通気性が無くカビが生えた等の実害が指摘されている。
風通しをよくするには、部屋と部屋を完全に仕切らない方がいいわけだ。


nLDK形式の間取りが古くなったと言われるが、この手のリフォームをみると、本当に「部屋」という形態が嫌われていることがうかがえる。
はたして、これらのヘンテコな間取りに、普遍性はあるのだろうか?
ライフスタイルの違いによって、ある人には住みやすくても、別の人には不便な家と評価が分かれるのか?
それとも、新築マンションや建売住宅に還元できるノウハウはあるのか?

宇宙の深遠を見た

ビヨンド
桧垣 嗣子 / マイケル・ベンソン著





オープンしました

他の人の書評と、なるべく内容がかぶらないように、少し違った切り口で書いていく予定です。なので、書評とはいえない回もあるでしょうが、ご容赦ください。
まあ、ホームページ『FontSilo』の『雑感』の続きです。お暇な方は、右メニューの「ホームページ」からどうぞ。

<< 前のページへ最新 | 453 | 454 | 455 | 456 | 457