みなさんは毎年旬の時期を楽しみにしている食材はありますか?

鹿児島は日本全国的に見ても、
農産物・海産物・畜産物の食材に非常に恵まれていて、
各季節の旬のものを挙げれば紙面が足りないくらい食材の宝庫ですね。

6月~7月中旬は、梅雨の時期で
何ともパッとしない気持ちになりがちですが、
僕が毎年楽しみにしている食材がこの時期に並びます。



写真では雰囲気が伝わりにくいと思いますが、

その食材は「といもがら」。

「ずいき」とも呼ばれるハスイモの葉柄です。

僕は社会人になってから鹿児島に移住したのですが、
元々住んでいた地域にはこの野菜はなく、
鹿児島に来てスーパーの野菜コーナーに
この野菜が並んでいるのを発見して
「おお!いもがらだ!」と感動しました。

というのも、この食材を知ったきっかけは
山田洋次監督作品、キムタク主演で当時話題になった
時代劇映画『武士の一分』を観たことでした。

映画の舞台は山形県だったか、
東北の地方で鹿児島とは離れているのですが、
この映画に出てくる食べ物で
物語でも重要なキーワードになっているものが
「いもがらの煮物」なんです。

東北の方ではいもがらを
保存食として干してから
食べる時に水で戻して料理するのが
一般的のようですが、
鹿児島ではフレッシュなまま野菜屋さんに並んでいます。

どうやって食べるんだろうと思って調べてみたら、
生でよし、煮てよし焼いてよしの
とても使い勝手の良い食材でした。

旬の時期は居酒屋さんなどで
刺身のつまとしても供されることが
ありますね。

食べてみると、シャクシャクとして
歯ごたえも良く、青臭さもなく
あっさりとした爽やかな口当たりで
一口食べてとても気に入りました。

スライスしたいもがらを酢水か塩水にさらして
サラダか和え物に混ぜるだけでも
充分美味しいのですが、
他の食材と合わせてサッと炒めても
とても美味しいのです。

ちなみにアップした写真は
いもがらとしいたけのオイスター炒め。

毎年、いもがらがスーパーに並ぶ度に
今度はどんな料理にして食べようかな?と考えるのが、
梅雨の時期のささやかな楽しみです。


食材の宝庫、鹿児島サイコー!!


今年の第5回5253祭りは2016年9月4日(日)開催!

みなさまのご参加、お待ちしています!!


今日のブログは、実行委員の野田がお送りしました。