私たちの体を包んでいる皮膚。なんとなく「1枚の膜」のように感じていませんか?
実は皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3つの層からできていて、その厚さは部位にもよるけど平均するとたった約2mmほどしかありません。
この表皮・真皮・皮下組織はそれぞれ役割や特徴があって、私たちが言ってる皮膚や皮というのは一番外側の「表皮」というもので、外からの細菌や紫外線を防ぐバリアの役割をします。しかもこの表皮、約1ヶ月で新しく生まれ変わるという特徴があって、いわゆる「垢(あか)」と言うのは古くなってはがれた表皮なんです。
次に「真皮」。ここには血管や神経があり、痛みや温度を感じるセンサーの役割をしています。ケガをして血が出たり、痛みを感じるのはこの層のおかげなんです。肌のハリや弾力を支える重要な層でもあるんですよ。
そして一番内側の「皮下組織」。ここは脂肪が多く、クッションのように体を守ったり、体温を保つ働きをしたりエネルギーの貯蔵といった役割をします。皮下脂肪と聞くと少し悪いイメージあるけど体を守る大切な働きをしているんです。
皮膚は体の場所によって厚さが大きく違い、まぶたは約0.6mm、足の裏は5mm以上もあります。つまり、同じ皮膚でも場所によって「からだを守る強さ」が違うんです。
たった2mmの中に、守る・感じる・保温するという機能が詰まった皮膚。実はとても高性能な「天然スーツ」なんです。