出会いと別れの季節

「さよならだけが人生だ」

 

聞いたことある人も多いと思います

唐の詩人、于武陵が詠んだ「勧酒」

 

勧君金屈卮

満酌不須辞

花発多風雨

人生足別離

この黄金の盃で

ぐぐっとやってくれ

 

なみなみと注いだのを

断ってくれるなよ

 

花が咲けば嵐も多い

 

人生に別れはつきものだ

井伏鱒二さんが

 

コノサカヅキヲ受ケテクレ

ドウゾナミナミツガシテオクレ

ハナニアラシノタトヘモアルゾ

サヨナラダケガ人生ダ

 

この最後の

「さよならだけが人生だ」と

訳したことで有名です

于武陵は、難関を突破したエリート官僚です

 

そんな人が、誰もが一度はやってみたい!憧れでもある

今ある職を捨て、自由に各地を放浪し、隠居生活を送る

 

その時に詠んだ句と言われています

 

誰もがうらやむエリートでも

仕事がうまくいかなかったのか?

 

偉くなって世の中を見て、仕事や人間関係など

社会が嫌になったのか?

 

それとも放浪生活をして、周りを見て

何かに気づいたのか?

 

色々考えさせられる句です

個人的に、勝手に訳すと

 

仕事や人間関係に、悩んだ親友が

相談に来て

親友の顔つきや雰囲気をみて

 

自分がエリート官僚時代に買った物か?

それとも貰った物?の1つである豪華な金の盃に

 

部屋に何気なく置いていた酒を

金の盃になみなみと注ぎ

 

「まあ、とりあえず一杯呑め」

 

親友に勧め、無言で2人で呑む

 

「どうせ、俺なんて」と

愚痴をこぼし始めた友人に

 

綺麗な花も咲くときは美しい

 

でも、いつは散る

 

雨風が吹けば、綺麗な花も散る

 

人も花も

『ずっとこのまま美しい時間を』と思っても

必ず終わりの時が来る

 

人生なんて、そんなもんだ

 

語った句なんじゃないかな?と訳します

この「さよならだけが人生だ」と訳された句を

 

「終わり」と取るか?

「始まり」と取るか?

 

人それぞれです

 

私は「始まり」としてとらえたいですね

 

仕事やスポーツ、勉強など

 

ライバル・先輩に追いつけ!追い越せ!と

今までやってきた人、多いと思います

 

そうやって今まで、やってきて

自分なりの「花」を咲かせたと思います

今、咲かせた花が散ったら

次の自分なりの「花」を咲かせる

 

その次の新しく咲かせたい花が

 

「仕事」なのか?

「家族」なのか?

「趣味」なのか?

「健康」なのか?

 

なにをするか?

さあ、次の新しい道が、君を待っているぞ!

 

そんな次を自分なりに楽しむ人生

 

「さよならだけが人生だ!」

 

そう、思いたいです