1年半ぶりのシェイクスピア。
シェイクスピアは、今後「ハムレット」「リア王」「オセロ」を読む予定があるが、今回の「間違いの喜劇」は面白そうだなと目に止まった衝動読書。
この本は、二組の双子が出てくる。
そして、このタイトル。もうこれだけで内容説明は十分だろう。
序盤こそ、なんとなくストーリーが想像できてしまい、定番のアレでしょ?なんて油断をしていたが、だんだんと話しが込み入ってきて、畳みかける展開に、物語に没頭してしまい、あっという間に読み終わってしまった。とても面白かった。
設定から導き出されるロジカルな面白さは、緻密でよく練られていて、文句のつけようがないのだけれど、そういう技術的なものに終始せずに、物語全体としても緊張と緩和があり、満足して読み終えることができた。
こういう作品は、劇で観ても面白いのだろうなあと思った。
- 間違いの喜劇 (白水Uブックス (5))/白水社
- ¥842
- Amazon.co.jp