文学朗読劇『こゝろ』

3日間のひみつ公演、閉幕いたしました。


ご来場くださいました皆様、応援くださった皆様、ありがとうございました!





稽古のほとんどを公演会場で過ごせたのですが、

この場から生まれるものがたくさんあって

ここでしか出来ない作品に携わることがとても嬉しかったです。











この場所のオーナーは、

Theatre Ortでも衣装やメイクを担当されることもある、るうさん。

もちろん今回の首謀者であり、衣装・ヘアメイクをも手がけてくださいました。







すべてるうさんの持ち物。





耽美、という文字が香るるうさんのお仕事に、いつもドキドキしてしまいます。



倉迫さんが翻案した台本を2000年に初演し、2004年に再演、そして再演版を朗読劇へと改訂した今回の公演。


どの前作にも全く関わっていなかった4人の出演者。

それでも、なぜか前作の空気や、この場所にいた人たちの香りがしてくるような、そんな感覚でした。
霊感とかではなく😅作品に宿るものがあるのかなぁと、思わずにはいられなかったです。




本番の3日間は、お客様の顔が忘れられないくらい強烈な時間でした。

鼻の先にはお客様の顔。

心が丸裸にされている気がしました。


ヒリヒリ、ビリビリ、そんな音が聞こえるような。




















本番の受付は、豪華にも3人の女優たちがお手伝いに来てくださいました!


平 佐喜子さん






竹原 千恵さん





岩倉 真彩さん




この公演の稽古中に、Theatre Ortが劇団員制度でなくなることを知りました。


私が大学を卒業して初めて自分を知らない人のところへ飛び込んで行ったのがOrtでした。(当時はまだOrt-d.d)


3人ともそんなTheatre Ortの女優さんたち。愛のある人たち。

居てくださることにとても安心しました。

ありがとうございました!



「場」という意味のOrt。

倉迫さんが追求しつづける場と作品の共存。共鳴。

とてもとても共感します。

皆さまにとってもそんな作品になっていたらと願うばかりです。



濃密な時間だっただけにまだ心が日常に戻れずにいるのですが、、


そんな時間も味わって、また次の作品に注いでいきたいと思います😊




またどこかで!






Theatre Ort ひみつ公演

文学朗読劇『こゝろ』


原作:夏目漱石『こゝろ』

翻案/演出:倉迫康史


出演

静の姉:岩坪成美

静:木谷美絢

私:林大樹

K:内藤裕志


協力:るう(ROCCA WORKS)


受付

平 佐喜子、竹原千恵、岩倉真彩


日程■2023 年 4 月 20日(木)~22 日(土)

開演■19:30(受付開始・開場 19:00、上演60分)

会場■養生と暮らしのアトリエ 日みつ







岩坪成美