感染症から身体を守るポイント

この時季、新型コロナウイルス感染症・

インフルエンザ・ノロウイルスなどの

感染症が増えていますね～

一般的にウイルスは、

「乾燥」「低温」に強く、

「湿潤」「高温」に弱いと

いわれていますので、

冬に流行しやすくなるのです。

感染症とは

①原因

感染症の原因は、主にウイルスや細菌と

いった微生物です。

私たちには、そうした外敵から身を守る

「免疫」という機能が備わっています。

②感染経路

感染症は「人から人へ広がっていく」

病気だということです。

主な感染経路として、

＊飛沫感染

＊接触感染

＊空気感染　などがあります。

③増殖の仕組み

ウイルスと細菌では、

増殖する仕組みが違います。

☆細菌ー自ら増殖していく

☆ウイルスー生物の細胞を利用して

　　増殖していく

そのため、有効な薬剤が違ってきます。　　　　　

☆細菌ー抗生物質が有効

☆ウイルスー「細胞内でウイルスの増殖を

　　防ぐ薬剤」や

　　「複製されたウイルスが他の細胞に

　　広がらないように防ぐ薬剤」など

を使っていきます。

免疫の働きは

私たちの免疫の働きを追ってみると、

①感染から身体を守るバリア

ウイルスなどの外敵から身体を守る

第一関門は、私たちの口腔や気道に存在する

粘膜です。

ウイルスは「乾燥」が好きなので、

粘膜の粘液分泌を促し、

潤いを保つことが大切です。

そのために必要なのが、

粘膜下を流れる血流です。

②免疫の連携

　（自然免疫・獲得免疫）

「免疫」には、

☆「自然免疫」ー貪食・マクロファージ・

　樹状細胞・好中球などがあります。

☆「獲得免疫」ー「自然免疫」だけでは

　手に負えない敵が侵入したときには、

　マクロファージが「獲得免疫」に

　応援を要請します。

「獲得免疫」には、

・敵の特徴を見分けて情報を送る

　　　　　　　ーヘルパーT細胞

・敵に見合った武器を（抗体）を使って

　　　　　　　戦うーB細胞

・感染した細胞を攻撃する

　　　　　　　ーキラーT細胞

・攻撃の終了を合図する

　　　　　　　ーレギュラトリーT細胞

などたくさんの種類があります。

③身体を立て直す

戦った後、

残った免疫細胞やウイルスの残骸を処理して、

壊れた細胞を修復するまでが

感染症の治療になります。

それには、

老廃物を片付ける免疫（スカベンジャー）、

それを運び出して、

細胞を修理するために必要な材料を

運び入れる血流が大切です。