春が旬の菜の花
春先は、陽の気に乗じて血圧が上昇したり、
目に充血やめまい、感情のバランスが
崩れやすいなど起こしやすくなります。
旬の菜の花は、このようなトラブルを
緩和してくれます。
もともとは食用ではなく、菜種油をとるために
栽培されていたそうで、明治以降
食べられるようになったといわれています。
中国の薬物書『本草綱目』には、
「熱を伴う炎症や腫れ物を治し、うっ血・瘀血
を除き、血の滞りをなくす」
と記載されています。
菜の花 〈苦辛味/温性〉
薬膳では
*炎症を伴う腫れ物を、取り除きます。
*血液の滞りを、消散します。
栄養成分は
*コラーゲンの合成を助けて、
血管を丈夫ににするビタミンC
*抗酸化作用を持つβカロテン
*カルシウム・鉄・葉酸
などを含む栄養価の高い野菜です。
菜の花の辛子あえ
さっとゆでた菜の花をだし・しょうゆ・
辛子であえます。
辛味に属する辛子も、血のめぐりを
良くする作用があるため、
相乗効果が得られますよ
旬の野菜や果物は、
その時季に出やすい不調との
かかわりが深いですので、
毎日のお食事に
摂り入れてくださいね