ドライシンドロームを漢方で改善!
先週の続き・・・
肌・目・口・鼻の症状別のケアについて
肌の乾燥(ドライスキン)
《症状》
皮膚のカサカサ感、皮膚のかゆみなど
《対策》
肌の状態は、五臓の『肺』と深く関係
しています。
『肺』は乾燥に弱いため、空気が乾燥する
時季は『肺』の働きが低下しやすくなります。
そのため、乾燥肌やかゆみなどを
起こしやすくなります。
体内の潤いをしっかり養い、
『肺』の働きを健やかに保つことが大切です。
また、スキンケアでの乾燥対策も
お忘れなく。
《食養生》
肺の潤いを養い、皮膚の潤いを守る食材:
鶏の手羽先・豚足・玄米・ハチミツなど
《漢方処方》
当帰飲子・婦宝当帰膠など
目の乾燥(ドライアイ)
《症状》
目の乾燥・ゴロゴロ感、
目のかすみ・痛み、視力減退など
《対策》
目の状態は、五臓の『肝』と深く関係
しています。
目は血が運ぶ栄養や潤いによって
健やかに保たれているため、
血を十分に養い、血を蓄える
『肝』の働きを整えることが大切です。
また、長時間のパソコン・スマホなどの
使用による目の酷使は、ドライアイの原因
となりますので注意してください。
《食養生》
血を養い、目の働きを整える食材:
菊花・クコの実・ブルーベリー・
にんじん・ほうれん草など
《漢方処方》
杞菊地黄丸・婦宝当帰膠など
また、昔から八つ目鰻キモの油も
目の乾燥感に使われています。
口の乾燥(ドライマウス)
《症状》
口やのどの乾燥、舌が乾く、
口内炎になりやすいなど
《対策》
ストレスや暴飲暴食などで
『脾胃(消化器系)』に負担がかかると、
脾胃の潤いが不足して唾液の分泌が減り、
口の中が乾燥していまいます。
『脾胃』の働きを健やかに整え、
潤いを養うことが大切です。
《食養生》
脾胃の潤いを養う食材:
大根・れんこん・豆腐・りんごなど
《漢方処方》
麦門冬湯・八仙丸・麦味参顆粒など
鼻の乾燥(ドライノーズ)
《症状》
鼻の乾燥感、鼻の中のかさぶた、鼻血など
《対策》
鼻の状態は、五臓の『肺』とかかわりが深く、
『肺』の潤いが不足すると、鼻の粘膜も
乾燥しやすくなります。
鼻の乾燥感やムズムズ感が気になる方は、
『肺』の潤いを養うことが大切です。
《食養生》
肺の潤いを養う食材:
梨・白きくらげ・ゆり根・ハチミツなど
《漢方処方》
麦門冬湯・麦味参顆粒・辛夷清肺湯など
ドライシンドロームという
お悩みの症状は同じでも、
体質などにより漢方薬は、
一人ひとり異なります。
お客様の状態に適した漢方薬を、
ご提案させていただきます。
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