
大家さんからの依頼で夜逃げ状態の居酒屋テナントを解錠することになりました。福生の赤線と呼ばれる繁華街にある店舗です。こういった猥雑さ、個人的には好きではありません。昔は、夜の車インロックや鍵作で、この辺りにはよく来たものでした。金曜の夜だと、横田基地の米兵や外国人が大勢いて、無国籍地帯の様相だったのを憶えています。現在はといえば、めったに来ることはありません。飲酒運転や駐車違反の厳罰化、米兵の夜間外出禁止にくわえて不景気、水商売にとってはかなりのダメージじゃないのかと思います。
さて、家賃滞納が数ヶ月という居酒屋の勝手口ドアには円筒錠、ピックを準備しながらノブを回してみます。ノブ・・・回りました。ドア・・固くて建て付け悪いけど・・開きました。大家のおじいさん、施錠状態だと勘違いしていたようです。鍵がないので同等の円筒錠に交換します。交換依頼がなければ、何をしに来たのか分かりません。交換しながら、「なんで赤線っていうか知ってる?」と大家さんに質問されました。戦前からあった売春合法地帯をGHQが地図に赤線で囲った地帯をいうんですね。売春防止法が1958年なので、敗戦から10年くらいは治安状態もかなり悪かったのでしょうか。いや、赤線があったからアングロサクソンと日本人の混血がほとんど生まれなかったのでしょう。