こんにちは。

かぎろひ屋ブログですうさぎ

 

今日は引き続き、研修で勉強させていただいた、手彫木版染めの世界をご紹介いたします。

 

手彫木版染めは木版に染料を着け、押し当てるのですが、柄の元になる木版もすべて手彫りです。

三匹の象もよく見ると鼻の向きが違います。 こ、細かい!

 

ひとつの柄をつくるのに複数の木版が使われます。

木版の形だけでなく、どこにどの色を置くかも重要になってきます。

 

木版ともうひとつ大事なのが染料の調合です。

 

 

染料を調合し木版に色を乗せ、染料が乾かないうちにピンポイントで版を押していきます。

 

創作工程を佐伯先生のお弟子さんの三原陽子さんに見せていただきました。 

 

 

 

一色ずつ木版が違います。

一度押した柄に色が被らないように、計算されて木版をつくられています。数百回、柄によっては数千回以上、木版を行うそうです!

す、すごい……!びっくり

 

木版を実際に体験いただきましたアート

 

きれいにできた!のですが、他が少しずれてしまっています💦

 おしい (´・ω・`) 

三原さんがおっしゃるには、全体を確認して版を押す。その際に染料が乾くといけないので一定のスピードも求められるそうです。

丁寧かつ的確にそしてスピードも求められるその工程を何百回、何千回もされると思うと……感服いたします。

 

そして木版による染色の後、ローケツ(防染)を施します。

解けたロウはなんと120~130度にもなるそうです!

 

色が濃くなっている箇所がロウで堰されたところです。この部分へ友禅染めを行い、再び、引染のためにローケツ(防染)を行います。そして引染めを行い、乾燥させます。

これだけの手間をかけてひとつの作品が完成されます。

ひとつひとつ丁寧に手掛けられた紬や小紋はほんとに息を呑む美しさでしたキラキラキラキラ

 

先日のブログに上げさせていただいた写真とは別にもう一枚。

佐伯先生の想像上の生き物だそうです。

かわいいですニコニコヒマワリ

 

美しい手彫木版染の世界、いかがでしたでしょうか?

私は初めての研修だったのですが、どれも初めて見る作業ばかりですごく楽しかったです。

 

雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶

せっかくなので、佐伯先生の工房のお写真を数枚。

 

 

雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶雪雪の結晶

佐伯武晴先生もご来場されます展示会春のロイヤルフェアは、

かぎろひ屋 本店にて 4/7 ~ 4/11 の期間で開催いたします。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )