普段私たちが使っている文字とは違う場合も多いです。異字体です。

例えば年は天だったり、寅は刀だったり、四は二二だったりします。

一方、刻まれた年が二か三だかわからない場合、その次に刻まれている干支によって判断がつきます。

例えば享保二年であれば享保二丁酉天、或いは享保二酉天と刻まれています。

享保三年であれば、享保三戊戌天、或いは享保三戌天とあります。

300年も経った墓石であれば文字がよく見えなくなっているので、このような表記は助かります。但し、戌の字は弋としか読めない場合もあります。