グロービートジャパン  がカルフォルニア州でグロービートジャパンの現地法人GLOBEAT USA,Inc.(グロービートUSA)を設立したのは20053月です。ラーメンでアメリカに進出するのは難しいと言われます。まず、魚介類の出汁を基本にしたラーメンだと、肉食文化のアメリカにはなかなかなじまないというのがあります。しかしこれは豚骨出汁を基本にすることによって解決します。もうひとつはこういった熱い食べ物を短時間で食する習慣がないということがあります。


グロービートジャパン  はアメリカがどれだけラーメン進出に適しているか、慎重に視察を繰り返しました。従来からアメリカに日本食ブームがあり、それはサブカルチャーとしてもう認められています。しかしそれはあくまでヘルシー志向に基づいてのことなのです。豆腐、寿司が流行り、醤油が手に入りやすくなって来たのは、肉食文化を抑えて、植物性タンパク質、魚介類に向かおうとするアメリカ人意識の現れです。そのようなところでカロリーたっぷりのラーメンが受け入れられるのでしょうか。


グロービートジャパンが得た結論は、戦略いかんでラーメン専門店もアメリカ国内にて十分に市場を形成することができるというものでした。そして現地専門職スタッフを招集し、「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺-CHABUTON-」でタッグを組んでいる「CHABUYA JAPAN株式会社」の代表取締役である森住康二氏の協力も受けながら幾度も現地視察を重ね、最終的にグロービートUSAを設立することになりました。


グロービートジャパンの海外第一号店「CHABUYA」は、古くから日系人の多い街、ロサンゼルスに開店されることになりました。一号店は森住氏のラーメン店「ちゃぶ屋」のアメリカ版です。ロサンゼルスのラーメンの需要は意外に高く、店の前に行列を作っていることは珍しくないそうです。


グロービートジャパンの海外一号店は、新しいスタイリッシュな、オーガニックな材料を使用したヌードルバーとしてロスアンゼルスタイムスに紹介されました。その記事を見ると「スープは私が他のラーメン店で経験したメタリックな味は無く、軽いフレッシュな味でした。」「ベジタリアンも忘れられてはいません。彼らにはベジタリアン麺がオーダーできます。」という記述があります。これを読んで私は、グロービートジャパンは正しい戦略を立てたのだなと納得しました。

グロービートジャパン には現在5種類の業態があります。まずはフランチャイズを始める際の基本となった「ニンニクげんこつラーメン花月」。ここはファミリーレストラン的な気安さで、気軽に入れるお店です。この店に限らず花月全体のスープの基本となっているのは、げんこつと、椎茸を中心とした野菜類、大量のニンニクと背脂です。これらを大自然の浄化作用を再現した3つの特殊フィルターによって作られる「花月ミネラル水」でことことと、トロトロになるまで煮込んだスープがすべてのベースとなっています。「ニンニクげんこつラーメン花月」は創業以来長期に渡ってその味を守り続けています。


グロービートジャパンが2種類目の業態として始めたのは「らあめん花月嵐」です。懐かしさの中にモダンを取り込んだ、懐古主義と新しい物好きの何とも言えない調和がそこに見られます。木や土といった天然素材とメタリックを融合させた店内は、いつでも軽快な音楽が流れ、おしゃれでカジュアルな雰囲気を醸し出しています。


グロービートジャパンの3番目の業態となる「ニンニクげんこつらあめん花月寅」は、20037月に新規事業として始まりました。早速同年9月に、新宿区にこの業態のフランチャイズ店第一号ができています。ここは従来の花月や嵐とは違い、メニューの種類を絞り込み、花月や嵐にはないテイストを掲げています。


グロービートジャパン の業態にはさらに「豚そば銀次郎」があります。豚そばのスープはとんこつと魚介類の出汁を両方引き立たせたもので、肉類のうまみであるイノシン酸と、魚介類のうまみであるグルタミン酸の相乗効果で、今までにない味となっています。ちなみに銀次郎というのは、本宮ひろ志氏原作の「硬派銀次郎」からとっています。私も昔読んだことがありますが、決して多くを語らないけれど、その純粋な生き様が人を惹き付けてしまうという、そんな少年の話でした。


グロービートジャパンは「柳麺ちゃぶ屋」「CHABUYA SIORAHMEN BRANCH」を展開する「CHABUYA JAPAN」とコラボレーションを始めました。こうしてできた業態が「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺-CHABUTON-」です。すべてに「本物」を追求する「ちゃぶ屋」のらぁ麺職人たちの技によって生み出された麺やスープ、チャーシュー等が凝縮され、グロービートジャパンのフランチャイズのノウハウとともに広がり始めました。グロービートジャパンは「花月」だけの会社ではなかったのです!

グロービートジャパン  1992年に「ラーメン専門店花月」を杉並に開いたそうです。これは現在のどの店にあたるのでしょう。杉並区には現在、花月が4軒あります。高円寺南の高円寺駅前通り店、永福の永福町店、上荻の荻窪店と荻窪西口店です。この中で高円寺駅前通り店は、グロービートジャパンの歴史に「19934月、北条晋一(現社長)が「ラーメン専門店花月」オープン (高円寺)」とあるので、明らかに違います。また本社が上荻にあることを考えると、荻窪店と荻窪西口店が一番可能性がありそうです。


グロービートジャパンの本社は上荻1-14-5にあります。一方荻窪店は上荻1-5-7、荻窪西口店は上荻1-10-7。となると一番本社に近い荻窪西口店が栄えある一号店でしょうか。その真偽は直接尋ねてみないと分からないようですが、ある特定のラーメンに惚れ込んだ人間は、その発祥の地である一号店に行きたくなるものです。


グロービートジャパン  1994年にフランチャイズの研究に着手し、同年6月には練馬区光が丘にフランチャイズの一号店を誕生させました。フランチャイズとはある企業が、その商標を使う権利、その企業が開発した商品を提供する権利、それを作るためのノウハウを他企業、または個人に提供して、そのロイヤリティーをもらう形式です。グロービートジャパンのフランチャイズシステムはすぐに認められ、19969月にはすでに50店舗を達成しています。


グロービートジャパンのフランチャイズ店は20071月現在200店舗以上あり、全国に広がっています。しかし今のところ北海道でフランチャイズを申し込む人はいないようです。やはり基本は豚骨とあって南の方が強いのか、沖縄にはもうかなりの店舗があるのに、北は東北でまだ止まっています。北海道での花月一号店はいったいどこになるのか。真っ先に成功するのはあなたです。自分の好きなラーメンがあちこちに広がると、なんとなく嬉しいではないですか。


グロービートジャパンの店舗展開は東北止まりかと思ったら、実は全然違う方向にも発展していました。なんとアメリカに進出しているのです。世界に広がれ、グロービートジャパン!