~旦那、脱走~
もう3月も終わりやねぇ
年度末は毎年バタつくのに、今年は ご存じ旦那の入院のせいでおかげで
バタつくのにも気づかんうちに過ぎていきよる。。。。
でも入院中の旦那は旦那で4人部屋を満喫してるよう
本当は個室が空き次第 移る予定やったけど、「このままでいい」とナースステーションに断った
なんでって聞くと同室のご年配の老人たちがおもしろくてしょうがないらしい
外科病棟なのに旦那が入った時からいらっしゃる隣の人は人工透析をしながら入院
斜め奥の人も旦那が入った時にはすでに糖尿病で入院してた
この人たちと仲良くしゃべるとかじゃなくて観察してるとおもしろくてしょうがないらしい
ふたりとも放屁はしょっちゅう で物は試しで旦那も大きめのを放ってみたら2人とも耳が遠いらしく無反応(爆)
隣の人は少し痴呆もあるようで、たまに奥さんが来て主治医と話に出て行くと、手早く荷物を大風呂敷ふたつにまとめ、出て行こうとする
旦那が慌てて「どこ行くの」って聞くと「退院じゃ」と意気揚々と行ってしまう
で、数分後看護師さんたちに連れ戻される
これを旦那は数回目撃している。。。。
ななめ奥の人は時々食前に看護師さんが血糖値を測ると 決まってべらぼうに高い
「何か食べた」の問いに 決まって「食べてない」と答えるけど
旦那は知っていた
しょっちゅう売店に行ってはパンパンに食料を買ってきて
カーテンをきっちり閉めて食べてたり、夜中に食べてたり、、、
時々抜き打ちで医者や看護師が来てカーテンをシャッと開け
「何飲んどるのコーヒー牛乳これ何ゴミ箱に饅頭の包みがあるけど誰が食べたのじゃここにしまってあるパンは誰の」
と、、、、こっぴどく叱られても「食べてない、、、、」と頑な
4人部屋やけど旦那の向かいのベッドは2~3日で退院される人が多い
先週入院したおじいさん 奥さんはもう亡くなってみえるようで二人の子供は娘は関東地方に嫁いでるらしく、遠いけど同じ岐阜県内に住んでる息子が付き添ってた。おじいさんにとってお嫁さんと孫たちが席を外した途端に
ケガで弱気になったおじいさん、息子に「俺ももう長くないでお前のとこに一緒に住ませてくれんか」
息子、どう答えると旦那も何故かドキドキしていたら
息子の答えは「うん、別にえーけど、えーけどあれやぞ、家犬がおるでなぁ犬がなぁ、、、、」とずっと言ってたらしい
どーゆーこと
すぐに退院してったけど どこに帰ったんやろうと旦那は心配してる
地元の病院ってこともあり、知り合いや同級生が多く入院してたり、悪友たちがしょっちゅう来てくれて暇潰しにとDVD大量に持ってきてくれたりするけど、、、、
やっぱ家がいいんやね
先週の中ごろ
「土曜に外出許可もらって家に帰るで迎えに来てね」
「はっなにしに」
「・・・・・・・まだ風呂に入れん。洗面所で朝シャンは毎日して髭を剃り 体は蒸しタオルをたっぷりもらっとるけど、俺の俺の 俺のケツはもうどーなっとるか知らんぞーーーーーーきっとカピカピや」
あ~この人 自宅以外のウォシュレットNGやったわ
きょうび、最新の外のトイレのほうがよっぽど綺麗で清潔やのに、、、、
「えっそんなカピカピの状態の人が我が家の風呂使うの勘弁してよ~ぶつぶつ」
と、抵抗してみたものの犬猫にも会いたいやろうし、迎えに行ってやることにした
土曜日 昼食後に電話
何故か小声で「駐車場におりとるですぐに来てくれ」
迎えに行くと着替えが入ってるであろう袋を持ち松葉杖の旦那が待ってた。車に乗り込むと速攻「出せ出せ」と
「ん外出許可もらったよね」
「・・・・・ダメって言いやがった」
「はっダメやん脱走かよ」
「夕飯までに帰れば ばれん」
うっそ~~~ん、、、、、、まっいっか
車中では犬猫との久しぶりの対面のシチュエーションをずっと考えてたみたいで私に指示を出す
5分後自宅
まず私が家に入る 当然犬猫寄ってくる
はぁちゃんは少し離れたところから、たった往復10分の旦那を迎えに行った時間が永遠だったように狂ったように私の顔を舐め甘え続けるLaiを引いた顔で見てる
静かに玄関を入りリビングのドアの前を通り過ぎキッチンの方のドアから入ろうと旦那は細心の注意を払い廊下を進んでるよう
はぁちゃんがドアの外 廊下の旦那に気付いたようで擬視
Laiは一切気づかず相変わらず喜びの舞で私の膝上でジャンプジャンプ
はっきり、しっかりと私の視界の隅にもキッチンのドアから入りキッチンとダイニングの間あたりからリビングの私たちを見つめる松葉杖をついて立ってる旦那が見えるのに
Lai、、、、、、、一切気づかず私の顔を舐め続ける
シビレを切らした旦那が松葉杖で床を「とんっ」と鳴らした
ら、「わんわんわんわんわ」と脱兎のごとく脱犬のごとく怪しい人に向かってく勢い(笑)
でも足元にたどり着く頃には旦那と気づき尻尾フリフリ
はぁちゃんはクール(笑)
入院中 一度車に来て吸ったタバコ
バレて婦長さんにこっぴどく怒られてからは一切吸ってなかったタバコを一服
いつもならLaiを抱っこしてタバコ吸うと怒るけど勘弁してやるか
でビニールに足を入れ久しぶりのシャワー
私は病院に持って行く唐揚げを揚げてあげる
シャワーを浴びてからは一切タバコを吸わない旦那
聞くと本当に看護師さんたちが怖いらしく
「もう退院したい、するで」って言ったら「ベッドに縛り付けるよ」と言われたらしい(爆)
「私の旦那なんてやっとる人が何をビビッとるのこの鬼嫁に比べれば白衣の天使やら」と言えば
「お前の方が、、、、まだ天使に思える」と
まぢか
よっぽどやな
夕方旦那を病院前で降ろし天使の私は病室にも行かず ちゃっちゃと仕事に行った
旦那の病院に持っていく荷物は着替えよりお菓子が多い
この時の差し入れおかずはハンバーグ
差し入れといえば私から私の幼馴染のいつもの親友たちに今回の旦那の入院は言ってなかった
市も違うしばれんと思ってたけど 思わぬところからばれた
日曜日私の親友たちが見舞いに来てくれると、、、、
旦那に言うと「あっ、ギットギトの肉を持ってこいと伝えて」やと、、、、、
バカバカ
ちなみにまた土曜日帰ってくるらしい
今回は許可がおりたで朝一で迎えに来てと電話があった
昨日Laiカットしてきた