2023.6.5 明治神宮野球場での第72回全日本大学野球選手権・１回戦 福井工大3–５近畿大の観戦レポートです。
【福】三木、澤、井戸、加藤、永田、高松、大西礼－安田、御簗
【近】北見、野口－中丸
【二】白石、三木（近）、佐藤、西村（福）
＜得点経過＞
【４回裏・近畿大】
先頭の白石ツーベース、続く三木のツーベースで無死2,3塁。金子四球で無死満塁。東原の内野ゴロ併殺打の間に白石生還、1点先制。なおも2死3塁。中丸のレフト前ヒットで三木生還、1点追加。合計2点。0-2。
【７回裏・近畿大】
先頭の坂下四球、犠打で1死2塁。パスボールで1死3塁。代打松井四球で1死1,3塁。榎木のスクイズがヒットとなり坂下生還、1点追加。なおも1死1,2塁。白石四球で1死満塁。代打右近の内野ゴロで松井の代走八幡生還、1点追加。合計2点。0-4。
【８回裏・近畿大】
先頭の東原レフト前ヒット、犠打で1死2塁。坂下のレフト前ヒットで1死1,3塁。勝田の四球で1死満塁。2死後多田押し出しの四球で東原生還、1点追加。0-5。
【９回表・福井工大】
1死後真鍋死球、続く代打井上のセンター前ヒットで1死1,2塁。代打佐藤のツーベースで2者生還、2点返す。なおも1死2塁。西村のツーベースで佐藤生還、さらに1点返すもここまで。合計3点。3-5。
＜近畿大＞
北見 隆侑 投手（２年 乙訓 176/88 右・右）
130キロ後半～140キロ前半の直球、カーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップなどを投げます。真ん中から落としてくる変化球でタイミングを外すのが上手い投手です。先発して８回2/3、６安打、５三振、３四死球、３失点。
野口 練 投手（２年 星稜 174/68 左・左）
曲がりの大きいスライダーと内を突く直球で揺さぶってくる左腕です。右打者に対する投球が課題でしょうか。リリーフで2/3、１安打、２三振、０失点。
坂下 翔馬 内野手（４年 智弁学園 165/60 右・左）
この選手の内野守備は秀逸。動きの良さ、キャッチしてからのスローイングまでの速さが素晴らしいです。バッティングでもバットコントロールの良さが光ります。ボール球を振らない選球眼もいいですね。１番ショートで３－１（１シングル、１打点、２四球）。
勝田 成 内野手（２年 関大北陽 163/70 右・左）
ミートセンスがあり逆らわずセンターから逆方向に打ち返してきます。繋ぎのバッティングができるのがいいですね。守備も安定している選手です。２番セカンドで３－３（３シングル、１四球、２盗塁）。
三木 太介 内野手（１年 履正社 172/75 右・右）
パンチ力があり右手の押し込みが効いたスイングから鋭い打球を放つ選手です。６番DHで３－２（１ツーベース、１シングル、１三振）。
＜福井工大＞
三木 健瑠 投手（３年 名古屋国際 ?/? 左・左）
130キロ前半～中盤の直球、カーブ、スプリットなどを投げます。直球と変化球の緩急で打ち取る投手です。先発して３回、４安打、３三振、２四球、２失点。
澤 翔麻 投手（４年 愛知産大工 ?/? 右・右）
しっかり腕を振って140キロ前半～中盤の直球を投げ込みます。この投手もう少し観たかったです。リリーフで2/3、１安打、０失点。
河村 利毅 内野手（３年 神港学園 175/70 右・左）
守備での動き。グラブ捌きが光る選手です。７番ショートで３－１（１シングル、１四球、２三振）。
近大は安定した力があるチームですね。打線は坂下、勝田の1,2番が機能すると相手にとっては嫌な打線です。次戦で鹿屋体育大に敗れましたが、投手陣が安定すれば、全国で上位を狙えるでしょうね。
福井工大は投手陣は小刻みなリレーで打線はしぶとく繋いできますね。先に点を取るとこの戦術が嵌るのではないでしょうか。
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