2023.6.4 ZOZOマリンスタジアムでの第94回都市対抗野球南関東大会第１代表決定戦 Honda２–９日本通運の観戦レポートです。
【Ｈ】東野、中村伊、福島、朝山–辻野
【日】川船、平元、庄司、和田、中田–木南
【本】木南、添田（日）
【二】北川（日）
＜得点経過＞
【４回裏・日本通運】
先頭の北川ツーベース、犠打で1死3塁。大谷死球で1死1,3塁。2死後大谷2塁盗塁成功で2死2,3塁。木南四球で2死満塁。手銭のレフト前ヒットでで2者生還、2点先制。0-2。
【８回表・Honda】
先頭の代打守屋内野安打、犠打で1死2塁。2死後鈴木のライト前ヒットで守谷生還、1点返す。送球エラーで鈴木2塁進塁で2死2塁。小口のライト前ヒットで鈴木生還、1点返し同点に追いつく。合計2点。2-2。
【８回裏・日本通運】
先頭の楠本四球、北川の犠打がエラーとなり無死1,3塁。森松のセンター前ヒットで楠本生還、1点勝ち越す。なおも無死1,2塁。大谷の内野ゴロで北川3塁封殺で1死1,2塁。代打木下のセンター前ヒットで1死満塁。木南の左中間への満塁ホームランで4点追加。2死後木村四球、添田のライトへのツーランホームランでさらに2点追加。合計7点。2-9。
＜日本通運＞
川船 龍星 投手（松本第一－拓殖大 180/80 右・左）
140キロ前半～中盤の直球、スライダー、カット、ツーシーム、スプリットなどを投げます。ゆったりとしたモーションからしっかりリリースして投げ込む投手です。決める場面で腕を振ってギアを上げる投球が目を引きます。先発で５回、１安打、３三振、２四球、０失点。
平元 銀次郎 投手（広陵－法政大 180/85 左・左）
130キロ後半～140キロ前半の直球、スライダー、スクリュー、スプリットなどを投げます。キレの良い直球と変化球の緩急で打ち取る左腕です。スプリットの落ち具合がいいです。一回り程度なら通用しますね。リリーフで２回1/3、４安打、２三振、０四死球、２失点。
木南 了 捕手（千葉経大附－帝京大 180/85 右・右）
しっかりバットが振れ、甘くくれば長打がある選手です。７番キャッチャーで３－２（１ホームラン、１シングル、４打点、１四球、１三振）。
木村 翔大 内野手（霞ヶ浦－東洋大 178/76 右・右）
繋ぐバッティング、隙を突く走塁、安定した守備が光る選手です。９番セカンドで３－１（１シングル、１四球、２三振）。
北川 利生 外野手（大阪桐蔭－創価大 178/90 右・右）
力強いスイングからパンチ力があり長打が期待できる選手です。３番ライトで４－２（１ツーベース、１シングル）。
＜Honda＞
東野 龍二 投手（履正社－駒澤大 175/82 左・左）
130キロ前半の直球、スライダー、スクリュー、チェンジアップなどを投げます。テークバックで腕が隠れかつ小さいモーションで球の出どころが見づらい左腕です。内外突く直球と変化球のコンビネーションで打ち取ります。制球が良く両コーナーに揺さぶる投球がいいです。先発して５回、６安打、３三振、２四死球、０失点。
中村 伊吹 投手（星琳－白鷗大 179/68 左・左）
130キロ中盤～後半の直球、スライダー、チェンジアップなどを投げます。この投手も腕が見えないところから出てきます。スライダーの切れの良さも光ります。リリーフで２回、０安打、３三振、０四死球、２失点。
小口 仁太郎 内野手（智弁学園－東洋大 185/83 右・右）
球の捕らえが良く広角に打てるのがいいです。１年目からレギュラーを獲りましたね。３番ライトで５－１（１シングル、１打点、１盗塁）。
日通は分厚い投手陣に爆発力ある打線が目を引きます。見事第１代表で都市対抗本戦出場を決めました。投打がかみ合えば都市対抗本戦でも上位進出の可能性は十分あると思います。1964年以来の優勝を狙いたいですね。
Hondaは少し打線が湿っているのと投手陣の柱が今一つ決まっていない感じがします。翌日の第２代表決定戦も敗れて第３代表決定戦でテイ・エス テックに勝ち都市対抗本戦に出場を決めました。来年から東京都連盟に移転するとのことで、南関東での最後に都市対抗本戦出場となりましたね。タレント揃いのチームなので本戦ではチーム力をあげてくることでしょう。
記録は手元の集計のため公式記録と異なる場合があります。
