アンニョンハセヨ~ニコ

 

昨年初めてペンミへ参戦し、韓流スターと同じ空間の空気を吸ったことが自慢のわたしおねがい

 

そこで、2023年1本目の作品は、昨年11月のペンミのときはまだ撮影中と言っていたカン・ハヌル氏の新作をチョイスしました。

 

イマドキ要素が皆無の王道スタイルの作品なので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、俳優さんたちの演技力のおかげで個人的にはけっこう楽しめました照れ

 

 

※画像はKBSより

 

■視聴時期

2023年1月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★

■視聴方法

Amazon Prime(全16話)

■放送開始年

2022年

■放送局

KBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです。

 

 

 

■満足点・共感点

 

 

■1話のインパクトが超絶大

 

作品のピークは1話のオープニングと言ってもいいほど、ドラマチックな始まりと迫力ある映像で、インパクトがありました。

 

2人の別れのシーン、特に船から落ちた後のハヌル氏の演技、鳥肌レベルにすごくて、その表情だけで泣けてしまったほど。

 

そのオープニングの完成度から、「ミスター・サンシャイン」レベルの大作キターーーー!!と大興奮!

 

しかし、それ以降は良くも悪くも「ザ・韓国ドラマ」という王道スタイルだったので、そのギャップで竜頭蛇尾な印象を抱いてしまったのが逆に残念でしたタラー

 

船のシーンのベースとなった実話下矢印、全然知らなかったので、また一つ勉強になりました。

 

 

 

■嘘はつき通すべきか、カミングアウトすべきか


嘘がバレないかハラハラした前半は純粋に面白かったし、後半は名演技による感動シーンが多くて、中盤はけっこう退屈したものの、満足度は★4つになりました。

 

何より「嘘」の着地点が予想困難で、最終回がとても楽しみでした。

 

特に後半は、余命わずかなおばあさんに今さら真実を話すのは酷だという気持ちと、2人を対面させてあげたい気持ちのせめぎあい。

 

どっちが正義?正解?と、真剣に悩みました悲しい

 

おばあさんが嘘にまったく気づいていなかったらそのままでよかったけど、うすうす気づいてしまったから、後半は本物のムンソンに肩入れしました。

 

 

 

■リ・ムンソンのキャラクターと中の人

 

今回、ハヌル氏以上に印象深かった俳優は、本物のリ・ムンソンを演じたノ・サンヒョン氏

 

前半の中国シーンは、安っぽいセットや古くさい演出のせいで全然ピンとこなかったけど、後半は一気に追い上げた感じ爆  笑

 

ほかのキャラに比べて、彼の心情描写がとても繊細に描かれていて、一番感情移入できるキャラクターだったと思います。

 

キャラクターもよかったけど、何より彼のビジュアルもめちゃくちゃよかったびっくりマークびっくりマーク(要はそこw)

 

シャープなフェイスラインの横顔がとても美しかったですピンクハート
 

で、ノ・サンヒョン氏の別の作品を調べてみたら、全然印象が違うのでびっくり!!

 

ほかの作品で再会するのが楽しみな俳優さんですピンクハートピンクハート

 

 

 

■「カーテンコール」の意味


タイトルの意味は、おばあさんに対する壮大な演劇(嘘)におけるカーテンコールだと思っていて、前述したように、この舞台がどのようなフィナーレを迎えてそのカーテンコールが表現されるのか、めちゃくちゃ楽しみでした。

 

ところが、まさか「カーテンコール」にかかっていたのは、おばあさんの人生やキャラクターそれぞれの人生、もっというと視聴者それぞれの人生だったとは……、意表を突かれた感じですえーん

 

実は、偽ムンソンがおばあさんのために舞台を上演するくだりは、莫大なギャラの使い途エピソードとしては上手いなと思った反面、ストーリーとして必要ある?って思っていました。

 

でも、舞台のカーテンコールでおばあさんの死を表現するとはえーん素晴らしい演出にスタオベ拍手拍手拍手

 

現世で大事な人にカーテンコールして謝意を伝え(実際に生前葬のエピソードともつながっている!)、死後は大事な人に再会できて「よく頑張ったね」といってもらえる人生、素晴らしいえーんえーんえーん

 

自分の人生もこうでありたいものです。

 

このシーンがなかったら★3つどまりだったかもと思えるほど、お気に入りのシーンとなりました。

 

 

■OSTに神曲

 

王道スタイルの作品に磨きをかけたのは、これまたイマドキ要素皆無の、超王道OSTでした。

 

この王道100%に対して、古臭いなと思うどころか、各シーンで目頭が熱くなったほどぐすんぐすんぐすん

 

特にお気に入りだったのは、ソン・シギョンさんの『For a Long Time』

 

これは本当に名曲キラキラキラキラキラキラ

 

妙に自分の細胞に沁みる声だなと思ったら、「応答せよ1994」「雲が描いた月明かり」「青い海の伝説」などでお気に入りの曲は、すべてソン・シギョンさんの曲でした爆  笑

 

 

 

■モヤモヤ点・共感できなかった点

 

■不時着キャストの多用

離散家族で再会した息子が耳野郎だったときは、おーーーーー!!と思って、粋なキャスティングにニヤリ。

しかし、ホテルの弁護士、ヒロインの次兄、長兄妻まで、次々にfrom不時着だったのにはさすがに満腹。

特に長兄妻は、キャラがほとんど同じだったしね泣き笑い

 

■ラブラインに違和感

韓国は日本よりも「家族」の範囲が広いそうで、日本ではOKのいとこ同士の結婚は、韓国ではありえないらしいです(法的にNG)。

そのバイアスがあって、偽ムンソンとヒロインのラブラインに違和感をおぼえてしまいました。

まあ、結局他人同士だったからいいんですけど、個人的にはラストシーンはいらなかったな。

むしろ、本家ムンソン夫妻や、おばあさんの過去シーンを描いてほしかったです。

 

■大物俳優の無駄使い

存在感が一番謎だったのが、ヒロインの元婚約者でした。

ラブラインはもちろんのこと、本筋にもほぼ影響を与えていないキャラクターで、なんだったの感がすごかったですタラー

後半はほぼお酒をあおっているシーンばかりで、さらに存在感に疑問が……。

大物俳優の無駄使いだったのでは……。

と言いつつ、クォン・サンウ氏のことは今回初めて知りました。

「愛の不時着」で、ジュモクが観ていた「天国の階段」のヒーロー役だった方ですね。

てことは、これもまた不時着つながり……??

 

■ホテル売却のすったもんだ

売りたい側(長兄)の気持ちも、守りたい側(ヒロイン)の気持ちも、その理由が全然理解できませんでした。

結局、おばあさんの死によってまるっと解決したので、これもまたなんだったのか感がすごかったですタラー

この件に限らず、全体的に描写不足のせいで、各キャラの行動や展開に「??」をたくさん感じました。

 

 

ほかにも、あれはどーなった?これはどーなった?など、ツッコミどころも満載の作品でしたが、それを含めての王道スタイルだったということで良しとしましょう!!

 

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2023年は、もっとブログを簡潔に書きたいと思っているのですが、初っ端から長くなってしまいました真顔

 

ではまたバイバイ

 

 

 

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