アンニョンハセヨ~ニコ

 

最近のマイブームであるチャン・ギヨン様のおかげで、女性ホルモンを大量分泌してきましたラブ

 

大豆イソフラボンよりもチャン・ギヨン!!

 

今回はヒロインと10歳差(実年齢差は13歳)、先日視聴した「ゴーバック夫婦」は中身17歳差?(実年齢差11歳)、「今、別れの途中です」(未視聴)も実年齢差11歳のヒロインと共演したギヨン様。

 

来たる兵役期間を見越して、検索トレンドのように刻一刻と変わる若年層よりも、2年弱という期間が秒で感じられるBBA層を狙いに定めたマーケティングなのでしょうか。

 

そんな戦略にまんまと乗っかって、深いギヨン沼に見事に沈みましたほっこり

 

 

※画像は韓国の番組公式より

 

■視聴時期

2022年2月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★

■視聴方法

アマプラ

■放送開始年

2019年

■放送局

tvN

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです。

 

 

 

 

 

 

■満足点・共感した点

 

1.物語の着地点が読めず

 

「恋愛ワードを入力してください」というタイトルから、IT企業を舞台にしたラブコメかと思っていたら、

 

・仕事に情熱をつぎ込む3人の女性の人生

・各カップルのラブライン

・バロとユニコーンの攻防

・権力と企業の関係

 

など複数の軸があり、どれも着地点が読めず、先が気になってあっという間に完走しました。

 

特に、2社のシェア争いが面白かった!

 

というわけで、満足点の2つ目は下矢印

 

 

2.ポータルサイト企業の中身が興味深い

 

自分とは無縁のポータルサイト企業の裏側(?)を垣間見ることができて、とても興味深かった。

 

同時に知識不足ゆえ、検索ワードと広告事業の関係など(第1話の花火大会とか)、理解が追い付つかないくだりもあって無念。

 

そして、ネットの存在を改めて考えさせられる印象的なセリフが多かったです。

 

例えば、ユニコーンの倫理綱領の一つであり、かつては新聞がその役割だった「ポータルサイトは、政治、経済、社会から独立性を守る」や、「人は検索ボックスに本音しか入れない」「ネットは、専門家も子どもも対等に議論できる場所」など。

 

ほかに、昨年ブログを始めたばかりの身としては、「ブログ=オワコン」扱いなのが悲しかったけどw、スカーレットとブログのチーム長との会話がとても印象に残りました。

 

「状況が変われば元には戻らない」

「人生は進んでいくから、(自分が)変わらないと」

「時代が流れた分、物事が変わった」

「良いことしか記憶していないのは独りよがり」

 

アラフィフになると、変化を好まなかったり、過去の成功体験を忘れられなかったり、捨てる勇気がなくて惰性で継続していることがたくさんあるけれど、仕事はもちろんのこと、生活や人づきあいに置き換えていろいろと考えさせられました。

 

 

3.バロの社風

 

Kドラ視聴を通じて文化の違いを感じることの一つが、役職を付ける呼び方や厳格な上下関係(日本でもそういう会社あると思いますが)。

 

初めてのKドラ「梨泰院クラス」を視聴したとき、ベンチャー企業が舞台で、SNSを駆使したマーケティング手法や個性的なキャラクターなどから、ネット先進国らしい価値観が表現されているんだなと思った反面、やたらと役職名にこだわっているので古風に感じる場面もありました。

 

あと、自分の職場は服装に厳しくないのでそう思うのですが、特に財閥系大企業が舞台だとドレスコードが大変そうだなーとか。

 

そして「スタートアップ:夢の扉」では、ヒロインたちが起業して最初に決めたことの一つが、「社内では全員が丁寧語で話す」だったのも印象的でした。

 

今回の舞台となったバロは、お互いを名前で呼び合い、全員が丁寧語で話し、服装は自由で、会食を強要されることもないので、やっぱり韓国人もあの文化が苦手な人もいるんだなと親近感をおぼえました(とはいえ、20代でも無理してブランドバッグを持って箔をつけるとか、あまり共感できないシーンもあり)。

 

また、ソロ活動好きな自分としては、ほかのドラマで上司たちと連れ立ってランチするシーンや、登場人物たちが一人で食事をしているとやたら心配されるシーンに共感できなかったので、一人ランチのシーンが何度も出てきたことがうれしかったです。

 

 

 

4.お気に入りのヒロインはソン理事

 

最初の数話は、3人のヒロインがどれもハイスペック&気が強すぎて、凡人の自分としてはなかなか共感ポイントを見出せずに苦戦しましたタラー

 

でも、だんだん素の顔が明らかになっていったソン理事や、マクチャンドラマと俳優にハマっているスカーレットに少しずつ共感。

 

特にソン理事は、各シーンでキャラ設定が細かく描写されていたので感情移入しやすく、一番お気に入りのキャラとなりました。

 

ソン理事は、夫とスカーレットの前だけでふとこぼれるナチュラルな笑顔がものすごく人間らしく、姑の前や職場では虚勢を張っているのが伝わるんですよねえーん

 

ほかにもあらゆるシーンでソン理事の内面が絶妙に表現されていて、終始チョン・ヘジンさんの演技力に目を奪われました。

 

そういえば、財閥未亡人を母に持つ夫のこじらせた愛情表現は「ボーイフレンド」のウソクと同じパターンでしたね(「太陽の末裔」の印象から、夫が登場するたびにチョコパイが脳内をよぎっていましたw)。

 

ファッションとスタイルで一番好みだったのもソン理事でした照れ(特に広い肩幅がかっこいいラブラブ

 

スーツ姿もよかったし、夫とレース会場を訪れたときの服とオールバック(?)っぽいヘアスタイルがめちゃくちゃ素敵だった!!!!!!

 

代表に就任したときの金ボタン紺ブレ&ストライプシャツもよかったー照れ

 

チョン・ヘジンさんのことを調べてみたら、「マイ・ディア・ミスター」のアジョシことイ・ソンギュン氏の妻でしたびっくり

 

2人とも長身で知的なオーラで、めっちゃお似合いですねピンクハートピンクハートピンクハート

 

 

5.年下男子は海外在住経験ありがよい

 

設定の妙だと思ったのが、モゴンが「海外生活経験のあるクリエイター」だったこと。

 

普通は28歳のイケメンが38歳を好きになるなんてあり得ないだろとツッコみたいところ、ワールドワイドな視点で偏見がないから10歳上の勝気なヒロインでもありなのね、自立した強い女性が好きなのねと、なんとか消化できました

 

後述しますが、個人的にはタミの魅力を全く理解できなかったので、この設定がなければ2人の恋愛パートはキツかったかもタラータラー

 

そういえば「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」も、チョン・ヘイン氏は3年の海外赴任を経たゲームクリエイターだった。

 

“ヌナもの”ドラマの相手は、「海外在住経験」「クリエイター」という2大キーワードが効果的ですね。

 

 

6.「義理の母は一体なぜ!」が気になる

 

すがすがしいくらい振り切ったマクチャンドラマで、スカーレットの反応が最高でめっちゃ観たくなったwww

 

コテコテのOSTが流れるたびに毎回爆笑で爆  笑爆  笑爆  笑

 

入隊前に2人が食事したシーンで、わかめスープが映ったときにもこの曲が流れたので、涙を流して笑いました笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

そして俳優役のイ・ジェウク氏もめっちゃ良い!!!!!!!!

 

自分の大好物のアーモンド形一重で顔が小さくて、ちょっと鼻にかかったような声がボゴミに似てるようなほっこり


そして何より演技が上手なので、まだ23歳であることにびっくりして、今勢いのある俳優さんであることに納得でした。

 

わたしがKドラにハマった理由の一つが俳優さんたちの色気なんですけど、23歳にしてこの色気は反則だぞーーーラブラブ

 

彼氏のふりをして現れたときのタメ口、スカーレットと同じようにキュンキュンしてしまったラブラブ

 

スカーレットとのカップルバランスもすっごく良くて、彼のおかげでスカーレットのキャラクター印象も上がった。

 

彼はまだ入隊していないようなので、一足早く軍服姿を拝めたことになりますねデレデレ

 

 

 

 

7.とにもかくにもチャン・ギヨン

 

言葉では表現できないほど、ギヨン様の一挙一動がツボでしたラブラブラブラブ
 
タミが禁止令を出した「シャツの胸はだけ」「デコ出し」に代表される色気と、大型犬の子犬のような脆さが見事に調和していて、この作品でギヨン様にハマらないBBAっているの!?!?!?と思うくらい魅力的でしたピンクハートピンクハートピンクハート

 

冒頭でも申し上げたようにギヨン様の事務所、兵役前のファン獲得マーケティングで、BBAに照準を合わせて大正解ですよ拍手拍手拍手

 

逆に、若い女子がこのドラマをどう感じるかが気になりますウインク(ヒロインの年齢層が高くて、そもそも見ないか?w)

 

自分はBBAだから断然“ヌナもの”が好きですが、若い子はやっぱり“オッパもの”が好きなのか?

 

それならやはり、若い子には「九尾の狐とキケンな同居」のほうが人気あるのか、非常に気になりますおばけくん

 

この作品でギヨン様に最高に萌えたシーンは、2話で「キープにして。生活力ならあるんだ」と迫ったときと、最終話で「かわいいでしょ? 僕をどうしたい?」とあおったときの、一瞬のクシャ顔ラブラブラブラブ

 

悶絶して窒息しそうになりながら、この2つのシーンは、たぶん10回ずつくらい巻き戻しましたwww

 

ジャンルとしては、映画「甘酸っぱい」のドライブスルーでの「チッムカムカ」と同じ顔なのですが、映画は完全に“クソ野郎”だったのに対して、今回はあざとすぎて「完全にBBAを殺しに来たな!!!!」と思いながらもニヤニヤしてしまう顔でした。

 

 

■モヤモヤ点・共感できなかった点

 

自分的にはとにかくタミが消化不良キャラでしたガーン

 

●タミのキャラ設定が物足りない

ガギョンは不幸キャラなので、感情移入&同情しやすいうえ、前述したような理由でお気に入り。

 

そしてわたしも20代のころは徹夜仕事続きで体を壊した経験があり、当時大好きだった仕事を憎たらしくなるという経験をしているので、スカーレットには共感できる部分がありましたえーん

 

その2人に比べると、タミは人間らしさや内面が見えてこなくて、キャラクターが弱かった。

 

仕事における才能や努力以外で、タミの魅力が全然感じられませんでした。

 

プライベートにおいて、モゴン以外の視点でタミの良さを表現しているシーンがなかったから?

 

わかりやすい生い立ちや過去シーンが皆無だったから?

 

演じたイム・スジョンさんの顔か、タミのファッションがもっと自分好みだったら、満足度は変わったかもしれませんが、残念ながらどちらもハマれませんでしたショボーン

 

●モゴンがタミに惹かれた理由がわからず

上記のことから、モゴンがタミをあそこまで好きになった理由がわからず、「我らのギヨン様を泣かすんじゃねーーーームカムカヴォケーーーーハッ」と怒りに近い感情まで沸き……。
 
そもそも、38歳にもなって出会ってそのままワンナイというのも引くし、あそこまで非婚にこだわる根拠がほとんど描かれていないので、共感要素がなさすぎてタラー(※韓国社会の当たり前として、キャリア=非婚なのかな)
 
言ってることも堂々巡りだから、だんだんこっちの感情も疲れてきて、最終的には「20代のイケメンがアラフォーのあんたを好きって言ってくれてるんだから、もうそれだけででよくね(棒」となりました。
 

●邦題が微妙

「恋愛ワード」という邦題が……昇天
 
原題「キーワードを入力してくださいWWW 」のままにすればよかったのに、なんでこんな陳腐なタイトルになったのか疑問。
 
恋愛パート以外の比重が大きいのに、このタイトルのせいでラブコメ苦手な層を逃していてもったいない。
 

●最終回が雑い

2社が協力して政府へ対抗した流れはそれなりに面白かったけど(ユニコーンの元代表GJ!)、ラブラインが不完全燃焼でしたタラー
 
兵役もオーストラリアも中途半端だったし、タミとモゴンの復縁は何も解決してないから感動できず。
 
そのせいで自分的にトーンダウンしたので、ラストのオープンカーシーンは日焼けの心配しかできませんでした。

 

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最後は文句になってしまいましたが、総じて面白い作品ではありましたニコニコ

 

画面の色使いがすごくオシャレで、ワクワクした気持ちになれたし。

 

そして、なんといってもギヨン様を存分に堪能できたので、お気に入り度はギヨン加点で甘めの★4つ飛び出すハート

 

あとどうでもいい話ですが、タミ家の掃除機が、Kドラにしては珍しくダイソンの間接広告ではなかったのか、すごく小さかったのが気になりました。

 

その掃除機を使うギヨン様の体が「くの字」に折れ曲がって、めっちゃ使いづらそうだったので、ダイソンの逆説広告だったらすごいですけどねw

 

ではまたバイバイ