太陽と私 | 水色のメロディー

太陽と私

私の心は雪

冷たく凍った肌に

風が 風が どこかで呼んでる

遠い 淋しい 空の果て

私の太陽が きっとどこかに

もえてよ もえてよ 私の太陽

 

私の涙は雨

冷たく凍ったほほに

恋の 恋の しずくが光ってる

熱く せつない この胸に

私の太陽が きっとどこかに

もえてよ もえてよ 私の太陽

 

私の心の雲

切なく拡がる果てに

愛の 愛の 息吹きを待ってる

甘く やさしく このままで

私の太陽が きっとどこかに

もえてよ もえてよ 私の太陽

 

 

太陽と私

昭和43年(1968年)

 

作詞・加藤和枝

作曲・井上忠夫

編曲・森岡賢一郎

歌唱・美空ひばり

 

時は空前のGS(グループサウンズ)ブーム

その中に在って、美空ひばりの歌声は健在!

前年の「真っ赤な太陽」につづくアップテンポな歌声

作詞は美空ひばりさん本人

作曲はブルーコメッツ井上忠夫さん

編曲には定評ある森岡賢一郎さん

ひばりさんの歌声は悲しげな詩とは裏腹に

弾けるように唄いあげる確かな歌唱ぶり

「ブルーシャトゥ」に共通するかのようなメロディー

オカリナを用いた編曲も作品の仕上げに見事

 

美空ひばり 魅力のすべて

デビュー20周年記念

このLPに収録された一曲

たぶん私はレコードでしか聴いたことのない曲

 

太陽と私  心に沁みる にっぽんの歌