孤愁人 | 水色のメロディー

孤愁人

祭りが過ぎたら町に 残るものは淋しさよ

花火が消えたら空に 残るものは淋しさよ

愛は風さ 激しく吹いて 何処かへ消えるよ

だから人の こころは孤独 涙の愁い人

花は咲いて 小鳥は啼いて その命終わるのさ

みんな独り 私も独り これが生きるさだめ

 

ときめきうすれた胸に 残るものは切なさよ

信じて別れた恋に 残るものは切なさよ

愛は星よ ひと夜を誓い 夜明けに果てるよ

だからいつも この世は無情 寄り添う人もない

夢は醒めて 願いは途切れ 肩に降る枯れ落葉

みんな独り 私も独り これが生きるさだめ

 

愛は風さ 傷跡残し 何処かへ去ったよ

だから胸に 悲しみまとう 私は愁い人 

花は咲いて 小鳥は啼いて その命終わるのさ

みんな独り 私も独り これが生きるさだめ      

 

 

孤愁人

 

昭和61年(1986年)

 

作詞・石本美由紀

作曲・三木たかし

編曲・三木たかし

歌唱・森昌子

 

 

2019年で芸能界から離れると発表した昌子ちゃん。

想えば、昭和の終わり近くに歌手引退をしたのが33年前。

その3年後、時代は昭和から「平成」へ。

 

今回は、平成の終焉近い時に引退発表。

平成から「令和」へ移り変わってから身を引く昌子ちゃん。

 

時代(元号)の変わり目に、眼の前から姿を消しちゃう昌子ちゃん

なんでこうなるの!欽ちゃんのように言いたいなぁ・・

これが さだめ?

みんな独り?

寄り添う人もいないのか〜

なんて考えていたら、孤愁人をくちづさんでいた私。

 

良い曲ですね、30年余り過ぎて実感しています。

原曲のテンポを速くした昌子ちゃんの歌声が

リズミカルで心地よく聴こえてきます。

歌詞は悲しいけれど、人生ってそんなものさ!ってことかなぁ

 

詩、メロディー、編曲の中に

心に沁みる稀有な名唱で聴かせてくれる昌子ちゃん 

 

森昌子、引退!

この文字を眼にしたからなのか

「孤愁人」の歌声が、心に寂しく響いてくるなぁ〜