平和を実現するためには戦争の現実を知らなければならない。
近代戦争を学べば学ぶほど、
愛の存在を意識する。
この宇宙には愛と死が住んでいて。
愛は暴力すら許してしまう。
愚かな人間でさえ、普遍愛に愛されている。
この次元は波動。
全ての神羅万象は波動なのである。
この宇宙次元という波動は全て愛が変化した姿で、
歪んだ醜い愛、嫉妬や憎しみさえも愛なのである。
暴力が一番強いと認識されるこの地球人の世界では。
暴力の前に愛は無力とされる。
非暴力は暴力に簡単に踏みにじられる。
考えて欲しい。
権力者が言葉巧みに先導し、国民を暴走させ戦争に走らせる。
世界支配者や国家の権力者が一番恐れるのは。
仮想敵国の強大な軍事力ではなく、
世界的な平和熱である。
かつての20世紀のベトナム戦争では、
一枚の報道写真が世界を揺るがし、
世界世論を動かした。
西側アメリカの平和主義者ヒッピーを筆頭に世界的平和運動が高まり、
アメリカ国防省ペンタゴンはベトナムからのアメリカ軍の完全撤退を決定した。
冷戦の終結に繋がったベルリンの壁崩壊も、
ソ連軍の銃口の前で、世界平和の愛のシュプレヒコールを叫ぶ非武装の国民の前に、
ソ連軍兵士は恐れをなしたという。
中国天安門事件。
この言葉を中国当局は嫌う。
世界を動かしているのは権力者ではなく世論。
一番怖いのは、暴力ではなく愛や勇気なのである。
この次元で一番偉大な愛を、
恋愛ではなく普遍愛を、
改めて考えてみないか?
ペンタゴンはベトナム戦争の敗戦で学んだ。
大義なき戦争は負けると。
国民の正義感を利用して権力者は戦争に勝とうとする。
その為に一方的被害者を演じるのは有効だ。
例え偽装であっても。
人間に備わる猿知恵である。
この国がアメリカの陰謀により骨抜きにされていても、
強要された平和主義思想でも、
平和を愛する国に生まれた。
非武装の誇りは愛の偉大さを学ぶことができた。
もしも戦勝国に生まれていたなら、
暴力に疑問を持つこともなかっただろう。
破壊から再生が生まれると言ってはいるが、
苦労して作り上げた砂の城を壊して、
また一から作り直す繰り返し。
人類は争いから学ばない。
それは太古の時代、猿が石を持ち同じ猿を殺し、
縄張り争いを成功させてから変わらない事実。
「NO!WAR!」
ダイコンと平和
平和の鐘 / 合唱
ROCK'N ROLL PEOPLE / THE PRISONER