加賀友禅に関しては、このブログでいろいろとお話しさせていただておりますが、実際の加賀友禅を見たことのない方や、その他のきものとの比較ができない環境にいられる方々には、どうやって他製品との違いを見分ければいいのかわからないと思います。
その様な時に見分ける術が、加賀友禅証紙なのです。
現在ほとんどの製品において一番上のピンクの台紙に赤の加賀友禅証紙が中央にあり、その横に国指定の伝統的工芸品を証明する伝統証紙が貼付されているものが添付されています。
その場所は、反物であれば生地端末ですし、仮絵羽のものでしたら袖裏の部分となります。
そこには、作家名や糊置者、引染者も記されています。
下の段の証紙は、加賀友禅証紙です。
赤は手描染、紫は板場(型染)、緑は合繊用です。
小物用として、丸い証紙があり、紺色は型染、赤は手描染となっています。
本物にこだわる加賀友禅ですので、製品検査も厳しく行われています。
毎回、検査員が一点一点検査していきます。
一点一点丁寧に染められ、その製品を厳しく検査した上にて、加賀友禅証紙は貼付されています。
もし、加賀友禅をお買い求めの際は、必ず袖裏の証紙をご確認いただければと思います。
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